春とは印象の違う植物

博物館の前庭の樹木の一つに、こんなものがついています。

枝から何か異様なものがぶらさがっています

今年は臨時休館中のためお問い合わせもありませんが、例年、「これは病気?」とか「虫こぶですか?」などと尋ねられることがあります。でも、よくこのゴツゴツしたものを見てみると・・

何かが生まれそう・・

ちょっとホラーな見た目ですね・・

怪物の目ざめ・・?

正体を知らないと思わず後ずさりしたくなるような雰囲気ですが、冷静に観察すると、どうやら果実から種子が顔を出しているということが理解できます。そう、病気でも虫こぶでもなくて、これはしっかり実った果実なのです。では、なんの果実かというと、その花は・・

コブシの花(3月に撮影)

春の訪れを告げる花、コブシです。春に咲く花と果実は随分と異なる印象です。
この純白の可憐な花の名前がそもそもコブシ(拳)なんていう力強い名前である理由は、この果実にあります。果実が握りこぶしのようだから・・
この種子にはもう少しおもしろい特徴があるのですが、それはもう少し熟してからご紹介したいと思います。

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