カイコは眠、そして脱皮、2齢へ

カイコ飼育展示5日目。6月1日から給桑を開始したカイコは、4日目にほとんどが眠(みん)に入りました。眠とは、脱皮前、内側に新しい皮膚ができるのを待つために、食べず動かず、丸1日ほど過ごす状態のことです。

眠(みん)に入っているカイコ。上体を少し持ち上げて、頭を下げた姿勢をとります

そして、6月5日朝、一部のカイコが脱皮をしていました。

脱皮したてのカイコ 葉脈の上に、脱皮殻が見えます

黒光りした大きな頭が、脱皮した印です。2齢まではこのように頭が黒く、3齢以降はベージュ色になります。

脱皮した2齢のカイコ

脱皮したカイコはお腹を空かせて新鮮なクワを探していますが、まだ給桑は再開しません。順次クワを与えてしまうと、成長がばらついてしまうからです。ふ化の時と同様、大方のカイコの脱皮が終了するまで、しばしの間おあずけとなります。

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