保育園児が考えたアリの世界

先日、大野村いつきの保育園に伺いました。博物館からとても近い場所にあり、園児のみなさんがお散歩コースに博物館を利用され、カイコの飼育展示をはじめ、生きものや天文など興味をもったいろいろなことを学び取ってくれています。今回、園児のみなさんが興味を持ったのは、アリです。アリについていろいろ調べて、まとめてみたということで、発表を聴くために訪問したのです。

職員に研究成果を発表する園児のみなさん

こちらは、アリの世界を感じ取ろうと様々なアイデアを実行したものの一つで、アリの巣の想像図です。

想像して描いたアリの巣の様子

これ自体がひとつのアートです。表現力に驚きました。写真では見えていませんが、想像図の上には、長い長い紙に、アリが行列を作っています。これは、アリを紹介した絵本の表紙カバーにたくさんのアリが描かれていたので、それを一つずつ切り貼りして行列を作ってみたそうです。400匹以上のアリを貼ったそうです!園児のみなさんが頭に付けているのは、木の枝で作った触角で、同じようにお腹にも枝を巻いているのは、6本脚を表現しています。
せっかくなので、初夏に観察したカイコの飼育展示の様子を、毎回、園に戻ってから絵に描いてきたものも見せていただきました。

カイコについて描いた作品を見せてくれています

園児のみなさんの自由で豊かな発想力や、それを制限を付けずにサポートする保育士のみなさんの姿勢がすばらしく、感銘を受けました。アリについてまとめられたものは、11月に予定している恒例の学びの収穫祭でも発表してもらう予定です。お楽しみに!

 

 

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