豪雨の合間に

9月19日、本日は月曜日ですが、祝日のため開館しています。相模原市内も台風14号の影響で断続的な豪雨に見舞われていて、交通機関などへの影響が心配です。
そんな中、突然空が明るくなって雨がやむ瞬間があり、博物館の前庭の様子を見に行きました。春先に咲いたコブシが、その名のとおり、拳(こぶし)のようなゴツゴツした果実をつけています。

コブシの果実

今、ジョロウグモが脱皮を繰り返しながら大きく成長しているところです。大きくて黒、黄、赤の三色が目立つのはメスです。

ジョロウグモ(メス)奥に小さく見えているのがオス

さすがにこの雨の強さに、網がだいぶ壊れています。修復している個体もいれば、じっと雨に耐えるように網の中心にたたずんでいる個体もいます。ジョロウグモの網は何層かの立体構造になっていて、その一つにはたいていオスの個体がいます。上の写真でも、奥に小さなオスが見えます。
博物館の建物の軒下に作られた巣は、あまり壊れずに雨粒をまとっていました。

雨粒をつけたジョロウグモの巣

これから風雨がさらに強まる可能性があり、この網も耐えられるかわかりません。それでも毎年、台風のシーズンを乗り越えて秋の終わりまで大きな巣が見られるので、台風で壊れてもへこたれないようですね。
博物館は、明日20日は祝日の翌平日のため、休館となります。

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