光明学園相模原高校理科研究部が文部科学大臣賞受賞を市長へ報告

1月23日、昨年11月29日に行われた第57回全国野生生物保護活動発表大会(環境省、公益財団法人日本鳥類保護連盟主催)において文部科学大臣賞を受賞した光明学園相模原高等学校理科研究部が、本村賢太郎相模原市長へ受賞の報告を行いました。

特別応接室(相模原市役所本庁舎)での面会の様子

理科研究部の発表テーマは、「STOP!クリハラリス~特定外来生物の分布を抑えるために~」で、昨年11月に当館で開催した「学びの収穫祭」でも発表されたものです。高校生たちが進めてきた地道な調査と、解剖を含めた食性分析などの研究成果が、特定外来生物の分布拡大を食い止めるための基礎的なデータとなるという説明に、本村市長も大変興味を持たれていました。

説明に聴き入る本村市長(左)

部員のみなさんは、緊張しながらも調査の様子やクリハラリスの生態についての質問などにしっかりとこたえていました。

部員のみなさんと本村市長で記念撮影

今回の活動発表を、じかに聴くチャンスもあります。2月25日(日)の午後、相模原教育会館3階大会議室で開催される「さがみはら生物多様性シンポジウム 身近な生物多様性を考える」(さがみはら生物多様性ネットワーク主催)で、理科研究部が発表を行います。お申込みは、同ネットワーク(相模原市水みどり環境課内:042-760-8242)へお問い合わせください。
なお、理科研究部の活動は、クリハラリスの分布拡大に危機感を抱く大学など研究機関、行政、そして当館など組織する「クリハラリス情報ネットワーク」と連携して行っています。相模原市域は、クリハラリス分布拡大の水際線が迫っている、いわば最前線です。そうした危機感から、当館ではこのネットワークと共にクリハラリスや分布の状況、対策などを紹介する展示を3月下旬から計画しています。理科研究部をはじめ、さらに多くの調査研究成果を紹介する予定です。
(生物担当学芸員)

【休館のお知らせ】相模原市立博物館は館内エレベーターの改修工事のため、令和6年2月29日まで休館となります。休館期間中も職員は出勤しております。電話や電子メールなどは通常どおりつながります。また、休館期間の学芸員の活動の様子などはこのブログや、SNSなどで発信してまいります。ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をいただきますようお願いします。

カテゴリー: 生きもの・地形・地質 タグ: , , , パーマリンク