4月15日から当館1F特別展示室の奥側にて、天文企画展「プラネタリウムの歴史」が始まりました。
概要は(株)五藤光学研究所がこれまで製作したプラネタリウムの実物機器をはじめ、昨年12月まで当館で稼働していた光学式投映機「GSS-HELIOS」の本体や、日本におけるプラネタリウムの歴史を解説するパネルを展示しています。

「プラネタリウムの歴史」展示会場
これは当館プラネタリウムが現在リニューアル工事期間中(~令和7年7月中旬)であることや、世界で初めて誕生した光学式投映機(カールツァイス社製)がドイツ博物館に常設公開された1925年5月から、ちょうど100年を迎えたこの時期に、プラネタリウムのこれまでの歴史を知ってもらう内容となっています。

当館プラネタリウムで昨年12月まで稼働していた光学式投映機「GSS-HELIOS」本体の展示
さらに、当館プラネタリウムリニューアル工事の様子を知ることができる映像も大型スクリーンで紹介中です。

ドーム内側のスクリーンが新たに設置されている工事の様子
今回は関連行事として、5月18日(日)および6月21日(土)午前11時〜と午後2時〜の各30分程度で、プラネタリウム製造技術者による実物機器の解説を行うギャラリートーク「プラネタリウムの仕組み」を予定しています。お申込み不要(無料)ですので、ぜひお気軽に会場の特別展示室にお越しください。

4月19日に開催したギャラリートークの様子 (GSS-HELIOSのカバーを外し、恒星投映筒を取り出しています)
また、本企画展は6月29日(日)まで開催しています。
そして、プラネタリウムのリニューアルオープンの日程が決まりました!
7月17日(木)から一般公開となります。詳しくはこちらをご覧ください。

プラネタリウム改修後イメージ

4月末時点でのプラネタリウム内の様子(新たな投映機や座席はこれから設置予定)
たくさんのご来場をお待ちしております。
(天文担当学芸員)