カイコ日記(6/3)飼育展示初日

5月31日の掃き立てから4日目、6月3日(火)の本日からいよいよ飼育展示を開始しました。

1階エントランス、休憩コーナー横に設置しています

まだ小さいので、ルーペを通して見られるようになっています

下の写真は、掃き立て(5/31)から半日後の様子です。孵化(ふか)直後のブログと比べてみてください。

給桑開始から半日後の様子

葉に空いた小さな穴が、食べ痕です。孵化直後と比べて、頭から後ろがだいぶ膨らんでいるのがわかります。

若齢期は、葉を真上から食べることができます

そして、丸2日経った6月2日朝の様子です。すっかりカイコらしい形になっています。

丸2日でカイコらしい形になっています

さらに、6月3日午前の様子です。上の写真と比べて頭が小さく見えているのは、それだけ体が大きくなったことを示しています。写真の個体はすでに眠(みん)に入っているかもしれません。葉脈などの上で頭を上げて静止しているのは、眠の時の姿勢です。

少し赤味が強いのは、この品種(かい・りょう×あけ・ぼの)の特徴です

眠に入ったカイコはこのまま食べずに静止した状態で過ごし、明後日には脱皮して2齢になります。
(生物担当学芸員)

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