文化財調査・普及員考古班研修会

相模原市文化財調査・普及員考古班の研修会が12月25日(木)に開催され、相模原市立博物館の地質担当学芸員が講師を務めました。

当初の予定ではJR相模線原当麻駅付近の地形・地質の野外観察を行う予定だったのですが、天気予報では雨が予想されたため、事前に相模原市立博物館での実施に変更となりました。

まず、自然・歴史展示室の「台地の生いたち」コーナーで相模野台地の地形と地質について解説しました。

「台地の生いたち」コーナー入り口での解説

地層の剥ぎ取り標本の解説

相模原市立博物館に展示してある剥ぎ取り標本は、実際に崖などに露出している地層に強力な接着剤のようなものを塗り、固まった部分だけ薄く剥ぐように地層を採集したものです。石ころでできた層は剥ぎ取れないので、川原の石ころを使って作った模型です。剥ぎ取り標本は大型なので、実際に野外で地層を見るのと同じ様な感覚で観察することができます。

展示解説の後、実習実験室で見学予定地点などの解説を行いました。

実習実験室での講義

剥ぎ取り標本は野外と同じ様な感覚で観察できるといっても、地層の一部を切り取ったものなので、本来の地層の広がりがわかりません。また、地層を触った時の感触も伝わりません。やはり野外でしか伝わらないことが多いので,野外観察はまた日を改めて実施できればと思います。

(地質担当学芸員)

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