9月5日(土)から、市史ミニ展示「『こども急増びんぼうはくしょ』人口急増期の相模原」が始まりました。
市史・町史編さん事業はすでに完了していますが、編さん過程で収集した膨大な資料の整理作業や、次の市史等の編さんを見据えた資料収集は現在も当館で継続しています。その成果を公開し、郷土史への関心をもっていただくための場が「市史ミニ展示」です。
今回のテーマは、『相模原市財政白書〔こども急増びんぼうはくしょ〕』です。爆発的な人口急増を迎えたさなか、昭和50(1975)年に市が発行したこの財政白書は、“こども急増びんぼうはくしょ”というショッキングな副題と内容で当時注目を浴びました。

『相模原市財政白書〔こども急増びんぼうはくしょ〕』(当館所蔵)
このミニ展示では、人口急増に伴って喫緊の課題となった市内小中学校新設の対応状況や、『こども急増びんぼうはくしょ』の発行後、同様に人口急増による諸問題を抱えた他の自治体の首長らが相模原市へ視察に訪れた様子を取り上げた広報紙などを紹介しています。

学校要覧や広報紙など1970年代の実物資料を展示しています!
ひっ迫した財政状況下で学校建設に追われる様子を、財政白書のなかで「『子供部屋づくりに追われている貧乏人の子だくさん』の姿そのもの」と例えた当時を思うと、少子化の影響により、市域でも学校の再編・閉校が進められている近年とは隔世の感があります。

ミニ展示全体の様子
展示は11月1日(日)まで、当館自然・歴史展示室内の「郷土の歴史」コーナーで開催しています。ぜひご観覧ください!
(歴史担当学芸員)


