10月14日、相模原植物調査会のみなさんと市内緑区の林道へ植物調査へ出かけました。神奈川県内ではここにしかない絶滅危惧種のシダの現況確認のためです。林道に目立っていたのは、レモンエゴマです。

レモンエゴマ
シカの不嗜好性植物(シカが好まない植物)です。人間にとってはその名のとおり、レモンのような香りで嫌な感じはしないのですが、シカは苦手なようです。
アオキをシカが食べた痕です。

シカに食べられたアオキ
なぜわかるのかというと、シカの頭くらいの高さだけ集中して食べられているからです。
ただ、アオキも好物であれば徹底的に食べられているはずなのに、食べやすいところしか食べていないということは、それほど好きではないのでしょう。
途中、こんなものも見つけました。

オニフスベ 直径20センチメートル以上のものが5個ありました
オニフスベというキノコと思われます。直径20センチ以上もありました。軽くたたくと、煙のような胞子を吹き出していました。

煙のように胞子を飛ばすオニフスベ
さて、問題の絶滅危惧種のある脇道へ入ろうとしたら、そこには地面を歩くオオスズメバチが・・そして、数匹が飛んでいて、1匹が手にとまろうとしてきました。慌ててその場を離れましたが、危ないところでした。どうやら脇道のまんなかあたりの地中に巣があったようです。いきなり踏み込んでオオスズメバチを怒らせていたら、大変なことになるところでした。
残念ながら調査は中止して、下山することにしました。ハチには勝てません・・

途中、見晴らしの良い場所にたたずむ相模原植物調査会のみなさん
来年春、まだハチの活動が活発になる前にリベンジしたいと思います。
(博物館長・学芸員)


