巨大な額縁

当館は展示室以外のスペースの壁面にガラスを大きく取り入れているので、外光が館内に入りやすく、明るいのが特徴です。当然、室内から外もよく見えます。建物全体がさまざまな樹木に覆われるように建っているので、今の季節は紅葉した木々をフレーミングして、ガラス壁面が巨大な絵画のようです。正面入り口をちょっと横から見ると・・。

中庭は低木から高木までバランスよく配置され、いつ見てもきれいな景色です。

地階ホワイエに下りて1階を見上げると、建物内部の複雑な曲面と景色が妙にマッチしています。

ここはふだん、一般のお客様が入れないところなのですが、天体観測室へ上がる階段の途中。クヌギの上部がちょうど美しく紅葉していました。

もう間もなく、来週あたりにはこの紅葉も終わりでしょう。その後は館内から、冬木立の作品が鑑賞できそうです。

(生物担当学芸員 秋山)

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