マネキグモ

さて、今回ご紹介するのは、またしても「え?どこにいるの?」系のクモです。
名前はマネキグモ。林の周りなどの低い位置で、1本の糸を張り、一番前の脚でそれをつかんで、獲物がかかるのを待っている、という変わったクモです。
名前の由来は、糸を引っ張る動作が手招きしているようだ、という事からきているようですが、何よりも一見しただけではそこにクモがいる事に気づかないような外観が特徴です。
今日は偶然にも餌がかかるところを見ることができました。
それにしてもなんで一本の糸に獲物がかかるのか、実に不思議です。(学芸班 木村)
マネキ上から
マネキグモを腹側から見たところ。どれがクモかわかりますか?
マネキ横から
横から見たところ。左が頭、右がお尻です。
マネキ糸巻
エサがかかると近づいていって、ぐるぐる巻きに!
一番前の脚で糸にぶら下がっていますが、真ん中に糸がないことに注目!
マネキ運搬
糸で巻いたエサを頭の上に掲げて運びます。
マネキこんなクモ
例によって、歩いてもらいました。こんなクモです。

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