明るく、省エネに

先週末で「北里の弟子たち」展が終了し、もうすぐに次の展示の準備に入るのですが・・その合間の2日間だけ確保して、今、特別展示室の調光照明電球を総とっかえしています。古くなって光量が落ちているためです。

電球(蛍光管)を取り替えるには、その下に光を散らすためのスクリーンが設置してあるので、それをまずはずします。このスクリーンも長年の使用でほこりがたまり、黒ずみ、室内の明るさが保てなくなっているため交換します。電球交換と合わせて、必要以上に光度を上げなくて済むようになるため、結果的に電力使用量が抑えられます。さらに

搬入口につながる荷解き室の照明を、LED化する作業もしています。従来は水銀灯だったので、これもかなりの節電になります。ほかにも、展示用のスポットライトのLED化や、通常の蛍光管を使用していた部屋を節電効果の高いHf蛍光管に替えるなど、省エネ対策を進めています。常設展示室や、特展室の調光システムなどはすぐにLED化するには膨大な経費がかかるため、今後の課題となります。でもこうして、できるところからではありますが、博物館も省エネを進めています。
(生物担当学芸員 秋山)

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