残されたオス

今朝の通勤途中、ジョロウグモの網にやけにちいさなクモがいるのを見かけました。

ジョロウグモのオスです。

通常、オスは雌の網の周辺部で交接のチャンスをうかがっているのですが、どうやら主のメスがどこかへ行ってしまったようです。

ジョロウグモの出現期は概ね12月中ごろくらいまでで、オスは割とは早くいなくなってしまうのですが、今年は寒さが厳しくなるのが遅いせいか、ぽつり、ぼつりとオスをみかけます。

急に冷え込んだ今朝、こんなオスの姿を見たら、とちょっとさびしくなりました。(学芸班 木村)

カテゴリー: 学芸員のひとりごと パーマリンク