バラギヒメグモは、オス3-4mm、メス4-5mmという小型のクモ。庭木や生け垣などでも見られ、葉裏に小さな不規則網を張ってかくれています。
このクモは、卵のうに寄り添っているところがよく観察されますが、写真のように子どもが出のうした後も、しばらく一緒にいます。
親が子どもを守るのは、なんとなく哺乳類や鳥類など、脊椎動物に限られるような気がしますが、こうして卵や子どもをガードする生態を持ったクモは結構います。これからも折に触れて紹介していきたいと思います。
ところで、今回も例によって今朝の通勤途中の風景です。意外に身近なところでこんなものが見られるものです。博物館周辺の環境が良いという事もありますが、梅雨の晴れ間というのは生き物がたくさん見られる時です。皆さんも、早めに出勤して朝の生き物観察をしてみてはいかがでしょうか。(学芸班 木村)
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プロフィール
神奈川県相模原市中央区にある市立博物館です。1995年に開館して以来、相模原の歴史や自然を扱う総合博物館として市民に親しまれ、2019年には入館者数が300万人を超えました。また、2010年7月には、小惑星探査機「はやぶさ」の、2021年3月には後継機「はやぶさ2」の再突入カプセルの世界初公開を行うなど、お向かいにあるJAXA相模原キャンパスとの連携も深めています。
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