椎の実

ちょっと季節外れの話題ですが・・。スダジイの写真を使う必要があり、近くの鹿沼公園へ撮りに行きました。スダジイとは、いわゆる「椎の木」の一種です。ドングリの仲間なのですが、一般的なコナラやシラカシと異なり相模原市内ではほとんど自生していません。たまに屋敷林や公園などに植えられています。

鹿沼公園の一角にはスダジイが植えられているので、撮影に行ったというわけです。
こんな時期にまだドングリがあるかな?と足下を探してみると

ありました!コナラやシラカシのドングリとだいぶ趣が違います。殻斗に完全にくるまれたような形なので、なんとなく奥ゆかしい感じがします(完全な主観ですが・・)。
正面から見ると、三稜形。ふんわりと、三角錐の形をしています。

もう一つの大きな特徴は、アク抜きしなくても生で食べられることですが、それは個人的な好みなどもあるので、深く言及しないこととします。写真の方はなんとか間に合わせましたが、こんな真冬に慌てることのないよう、今年の秋はちゃんとスダジイの写真を撮影しておこうと思います。
(生物担当学芸員 秋山)

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