はく製としてよみがえる

今日はさがみはら動物標本クラブの活動日でした。そして、標本師のAさんが活動日に合わせて、お正月に入手したフクロウの本はく製づくりに来てくれました。

作業の一つ一つ、道具の加工の細部に職人のこだわりがあります。上の写真は支えとして入れる針金の先を研磨して尖らせているところです。こうしてあんこ(はく製の中身)に通す時に型崩れさせないようにするのです。
標本師の手元に、みんなかぶりつきです。

ぺったんこだった羽と皮が、見る見るもとの肉付きを取り戻していきます。

まだ完成ではありません。もう一仕上げですが、それはまた次回の活動日に・・。

はく製としてよみがえったフクロウは、博物館資料として永遠の命が吹き込まれます。
標本師の技に圧倒された一日でした。
(生物担当学芸員 秋山)

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