ほとんどの個体がまぶしに入ったり、中にはまぶしから落ちて床で繭をつくったりしているのもいますが、1頭だけ、まだ熟蚕のまま動き回っているのがいます。
体が透き通って、うっすら黄色くなっています。これが熟蚕です。じつは、この写真は今日17日の朝のようすですが、午後にはまぶしに入ってまゆを作り始めました。
はじめに作り始めた繭はすっかり完成のようす。中ではそろそろさなぎになっていることでしょう。
まぶし全体のようす。
こうして1頭1頭がしっかり繭をつくっているようすを見ていると、生命の神秘を感じてしまいます。
明日はこのまぶしごと、展示したいと考えています。
(生物担当学芸員 秋山)
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プロフィール
神奈川県相模原市中央区にある市立博物館です。1995年に開館して以来、相模原の歴史や自然を扱う総合博物館として市民に親しまれ、2019年には入館者数が300万人を超えました。また、2010年7月には、小惑星探査機「はやぶさ」の、2021年3月には後継機「はやぶさ2」の再突入カプセルの世界初公開を行うなど、お向かいにあるJAXA相模原キャンパスとの連携も深めています。
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