メガネドヨウグモ

今から1週間ほど前、街路樹に張られたクモの網を見つけました。

朝見かけたクモの網


形状から推測すると、どうやらアシナガグモ科の一種の網のようです。汚れや傷みがないので、張ってからそれほど時間は経っていないでしょう。
年末のこの寒い時期に果たしてどんなクモが張ったのか気になりましたが、周囲を探しても見つかりません。
その後、この前を通るたびに気にしていたのですが、昨日の夕方、ようやく網の真ん中で昆虫を捕食しているところを捕まえました。
メガネドヨウグモ(幼体)です。

メガネドヨウグモ(幼体)


川の近くでよく見かける種なのですが、近縁の他種に比べてさほど水辺に依存していないのか、博物館周辺にも時々出没します(近くに川はありません)。

隠れている時のスタイルがこれ。

隠れているときは脚を伸ばしています。頭胸部の斑紋に注目。

脚を思い切り伸ばして細い隙間に入ってしまうので、なかなか見つかりません。
ちょっと面白い名前の由来は、頭胸部にある黒い模様の中にある丸い斑紋を眼鏡に例えたものです。残念ながらこの個体の斑紋はあまり眼鏡という感じがしませんが、なんとなく人の顔っぽくも見えるのでそう的外れでもないかな、とも思います。納得感が薄くて申し訳ないのですが、恐らく幼体なので模様のつき方が多少違うのではないかと思います。大目にみてやってください。いずれにしても他種と見分ける特徴的なポイントなので、覚えやすいのはうれしいかぎりです。

さて、撮影が終わったこの個体は、元いた場所に戻します。
無事年を越して、成体になったら、どんな斑紋をしているのか改めて確認したいものです。

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今年の開館日は明日、12月27日までです!

今年も残すところ1週間を切りました。
博物館の開館は明日12月27日が最終日です。12月28日~1月3日まで年末年始休館となります。
来年もこんな感じで・・

ミサゴです!

せーの!

ランディング!

勢いよく新年から飛び立ちたいと思います!
新年は1月4日からの開館となります。来年も相模原市立博物館をよろしくお願いします。

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オシドリの色

市内で冬鳥の調査をした12月23日、調査中にオシドリが飛び立つところを撮影しました。
拡大してみて、改めてオスの色の艶(あで)やかさに感嘆してしまいます。

オシドリのオス

いくつの色が重なり合っているのか、数えることすら無駄に思えるほど、複雑な色合いをしています。
一方、地味と言われるメスですが、それはオスと比べてのこと。「地味」で片付けてしまうのはもったいない、美しさがあります。

オシドリのメス

かわいらしい眼の縁取りや翼下面の渋いコントラスト、脇の鱗模様など見どころ十分です。
ところで冬はペア形成の季節。オスの美しい羽根はメスへアピールするための勝負服と言えるものなのです。

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「火山灰を顕微鏡で見てみよう」を開催しました

12月22日に「火山灰を顕微鏡で見てみよう」を開催しました。

地層から採集した火山灰を中心に、日本各地の火山灰を顕微鏡で観察できるイベントです。22種類の火山灰を用意しました。

参加された方がプレパラートを自由に選んで観察します。メモを取りながら全ての火山灰を観察された方もいます。

火山灰中の鉱物の洗い出し作業も体験もできました。洗い出した鉱物は、お土産として、お持ち帰りできます。

例年に比べて参加者は少なかったのですが、時間をかけてゆっくりとご覧になった方が多かったようです。

今年も、相模原地質研究会や弥栄高校サイエンス部など、ボランティアの方々にご協力いただきました。ありがとうございました。

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生きものミニサロン実施しました! 自然の材料だけでクリスマスリースをつくろう!

12月21日(土)、毎月恒例の生きものミニサロンを実施しました。今月は第四土曜日の28日が年末年始休館に入ってしまうため、第三土曜日に実施です。
でもちょうどクリスマス前なので、今年もクリスマスリースづくりを行いました。

野外で採集したいろいろな素材を用意しました

自然の材料だけで作る、をテーマにして、台はクズのつる、装飾素材はイイギリ、ガマズミ、ノイバラ、ヘクソカズラ、マンリョウ、カラスウリ、リュウキュウスズメウリなどの果実、そしてユリノキの花柄、まつぼっくりなど・・植物調査会のみなさんが集めてくれたすばらしい素材ばかり!
みなさん思い思いの装飾をしていきます。

好きな大きさで、自由な飾り付け

ハリエンジュの枝にみなさんの作品を飾ってみました。

みなさんの作品を集めてみました!

豪華です!

落葉後のハリエンジュが豪華になりました!

曇り空で少し寒い中でのミニサロンでしたが、みんなで楽しくリース作りができました。

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今月の生きものミニサロンは、明日(12/21)です!

毎月恒例の「生きものミニサロン」は、第4土曜日の開催ですが、今月は12月28日から博物館が年末年始休に入ってしまうため、第3土曜日の明日、21日に実施します!

自然素材だけで作られたリースです

テーマはお楽しみですが・・(バレバレですね)。
12時から、お申し込み不要、参加無料ですのでぜひお気軽にご参加ください。

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ジョロウグモもそろそろ終わり

「クモの寿命はどれくらい?」ときかれる事があります。
多くのクモは1年以内にそのライフサイクルを終えます。簡単に言うと1年。ただ、年2回発生する(年2化といいます)種類もいますし、ジグモやトタテグモ、アシダカグモなどは5−6年以上生きるようです。
博物館周辺でよく見かけるジョロウグモは、関東地方では5月下旬ごろに孵化し、10〜11月に成熟・交接して卵を生み、冬には死んでしまうので年1化。個体の寿命は1年ありません。最近は暖冬のせいか、稀に年を越す個体もいるようですが、それは例外です。

中途半端に張られたジョロウグモの網

上は、1週間ほど前に見かけたジョロウグモの網です。
ヨコ糸が周辺部にしか張られておらす、きれいな形をしているのは半面だけです。
これは、今日見かけた個体。

脚が3本欠損したジョロウグモ

脚が3本も欠損していて、痛々しい姿です。他のメスと争った結果でしょうか。
以前はジョロウグモをたくさん見かけたこの近辺でも、これ以外には1個体しか見かけませんでした。そろそろジョロウグモの出現期も終わりです。

こちらは、同じく今日みかけたのは、ゴミグモの幼体です。

ゴミグモ 幼体

夏に卵から出て、幼体のまま冬を越します。
すっかり寒くなってきたというのに、元気に網を張り、ゴミを貼り付けて作ったリボンの中に身を隠しています。このクモは来年の初夏には成体になります。

冬になると、生き物のシーズンが終わっていくように思えてしまうのですが、種類ごとにそれぞれのやり方でライフサイクルを回しています。

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シマシマのしっぽが写っています・・

博物館周辺の樹林地にしかけてあるセンサーカメラ(赤外線感知式自動撮影カメラ)を随時チェックしています。哺乳類や鳥類の生息状況や、季節的な出現状況の変化を見るためなのですが、12月13日の撮影映像に写っていたのは・・。

センサーカメラに写ったアライグマ

シマシマのしっぽが特徴の特定外来生物、アライグマです。以前、一度だけチラッと写ったことがありましたが、今回は堂々とカメラの前でポーズを決めています。
写っているのは、最近ではこの1回だけなので、タヌキやアナグマ、ハクビシンのようにこの樹林に定着しているわけではなさそうですが、油断はできません。今後、撮影頻度が高まることがないか、用心深くチェックしていきたいと思います。

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ヤマガラの貯食

先週の写真ですが、博物館周辺の樹林地で、エゴノキにヤマガラが来ていました。種子をくわえて、なにやら行ったり来たり忙しそうです。

エゴノキの種子をくわえたヤマガラ

エゴノキの果皮(かひ)にはエゴサポニンという有毒成分が含まれているため、ほかの鳥はまず食べません。そのため、初秋に果実が熟してから、そのまま長く枝についていることがあり、ヤマガラは余裕をもってそういう木を訪れます。
ヤマガラはエゴノキの、熟して割れた果実から種子を取り出します。それを、とまりやすい横枝に運び、足で押さえてくちばしでつつきます。

両足でおさえてエゴノキの種子をつつき割る

そうして、中の胚乳(はいにゅう)を取り出して食べるのですが、結構な数の種子をその場で食べずに、樹皮の割れ目や洞(うろ)などに隠します。

木の洞に果実を詰め込んでいます

うまく隠せたようです。

この場所を憶えているかな?

地面付近に隠したり、何かの拍子に落ちたりして、それが発芽することもあれば、エゴノキにとってはしめたもの。
エゴノキのこうした種子散布戦略は、鳥散布型と呼ばれますが、「ヤマガラ散布」と呼んでも良いくらい、ヤマガラに特化したものと言えるでしょう。

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丹沢大山自然再生活動報告会

12月14日、藤沢市の日本大学生物資源科学部で2019年度丹沢大山自然再生活動報告会が行われました。
午前10時30分から開会。丹沢大山自然再生委員会の羽山伸一委員長による基調講演が行われました。

羽山委員長による基調講演

丹沢大山自然再生事業のこれまでの経過や、今後の課題や展望が概説されました。丹沢山域の北側の多くは、相模原市域が占めます。関東大震災をはじめ、度重なる自然災害によって山容が変わるほどの影響を受けてきましたが、今年も台風19号によって、特に北側山麓の相模原市域で数え切れないくらいの崩落や土砂流出が起きました。
当館の「学びの収穫祭」でも発表してくれた「あざおね社中」(麻布大学)が、ポスター発表によって山麓の被災の状況をお伝えしました。

あざおね社中によるポスター発表

報告会は午後5時までみっちりと続き、午後のシンポジウムでは具体的な再生事業の進行状況について議論が交わされました。
たくさんの人が丹沢への熱い思いを抱いて活動しています。
丹沢大山自然再生活動は、これからもそうした思いを引き受けながら続くことでしょう。

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