逆立ちお見事!ミヤマアカネ

8月20日、博物館実習の学生たちと行った相模川の河原では、ミヤマアカネがたくさん見られました。いわゆる赤トンボの一種です。今の季節はまだ成熟していないので明るい茶色ですが、秋には真っ赤になるトンボです。この仲間は、逆立ち姿勢で止まることが多く、とてもキリッとした雰囲気が漂います。

ミヤマアカネ

体操競技なら「満点!」と言いたくなりますね。
ミヤマアカネは、翅(はね)に茶色の部分があり、それが翅の先端ではなく、やや内側に帯状に入るのですが、もう一つの大きな特徴があります。
それは、翅脈(しみゃく:翅にある網状の脈)も成熟するにつれて赤っぽく色づくのです。

翅の脈まで色づくのがミヤマアカネの特徴です

まだ赤味は薄いのですが、むしろ今の時期は黄金色に見えてとても綺麗です。
生きものの世界でも、着実に秋が近づいています。

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子ども鉱物教室 ~ミョウバン結晶づくりpart2~

こんにちは!地質分野の実習生です。

8月17日に実習実験室で2回目の「子ども鉱物教室」がありました。

1週間前につくっておいた結晶を取り出しましたが、

どうなったでしょうか?

きれいな形の結晶ができている方もいました。

できた結晶を一生懸命に観察していました。

もっと長い時間をかけるとこんなに大きくなるんですよ。

そして、「鉱物の硬さ比べ」をしました。

6種類の鉱物をこすり合わせて、傷がつくかつかないかで、どちらが硬いかを決めます。

みなさん熱心に考えていました。

とっても勉強になりましたね!これを機会にいろんな鉱物に興味を持ってみて下さい。

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横断する幼虫(セスジスズメ)

目の前の歩道を、体長10cm以上もあるイモムシが横切っています。
苦手な人には心臓に悪い光景かもしれません。

セスジスズメ幼虫。細い方が前、後ろには棒のような突起があって歩くときにひょこひょこ振ります。

カラフルな目玉模様がある特徴的な姿は、セスジスズメという蛾の幼虫です。
蛾や蝶の仲間には、さなぎになるために餌を食べていた場所から離れる習性を持ったものがいます。セスジスズメはヤブガラシやサトイモなどの葉を食べますが、蛹になるためには落ち葉が積もった場所に移動します。どうやらちょうどその場面に出くわしたようです。
この模様といい、尾部の棒状の突起をひょこひょこ振りながら歩く様子はかなりユーモラスです。
やはり無防備な姿を晒すのは嫌なのか、あっというまに近くの植え込みの中に隠れてしまいました。

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生物分野実習(8月20日)

こんにちは。2019年の生物分野実習生です!
今日(8/20)から分野別の実習が始まりました!

河原で採集する植物を探しています

今日は植物採集とその標本作製を行いました。

採集した植物はその場で形を整えて押し葉にします

午前中に相模川へ野外調査に出かけ、
暑い中、標本にするための植物を採集しました。

採集した植物の一つ、オオイヌタデ

採集方法を学びながら、植物を1人3種類集めることができました。

昆虫も観察。ショウリョウバッタの顔にウケました!

博物館に戻り、採集した植物の種の同定をして、さく葉標本の作製に取りかかりました。
完成形を想像しながら、形を整えるのは意外と難しいものです・・・。

種類を調べて標本ラベルを書き込み、押し葉も仕上げます

これから出来上がるのが楽しみです!
明日は、小中学生の生物学教室があります。
実習生もお手伝いとして参加させていただくので、がんばりたいと思います。

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ギャラリートーク、盛況でした!

現在、吉野宿ふじやでは「藤野-相模川と人々の暮らし展」を開催中です。

8/11はギャラリートーク「勝瀬(かっせ)について学んだこと」を開催しました。講師は元・市立桂北小学校教諭の佐藤久美子先生で、勝瀬集落について学校で子どもたちと学んだことをお話ししていただきました。

勝瀬集落は相模ダムがつくられる際、湖底に沈んだ集落です。
佐藤先生は小学2年生の生活科の授業で、1年を通し、勝瀬集落について授業を行いました。
今回は、実際に海老名市の勝瀬(勝瀬住民の移転地の一つ)へ行った時のことなど、授業を通して子どもたちが成長していく様子も紹介してくださいました。

「藤野-相模川と人々の暮らし展」は8/25(日)まで開催中です。

8/25の最終日午後1時30分からは「勝瀬の生活から」と題したギャラリートークがおこなわれます。
講師はかつて勝瀬集落に住んでいらっしゃった小野完二さんです。
勝瀬集落に暮らしていた時のことを、当時をふり返って語っていただきます。

是非ご来場をお待ちしています。

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子ども鉱物教室 ~ミョウバン結晶づくり~

こんにちは! 地質分野の実習生です。

8月10日に実習実験室で「子ども鉱物教室」を実施しました!

たくさんの方に参加していただきました。みなさん熱心に取り組んでいました。

今回の教室ではミョウバンの結晶づくりを行いました。

ミョウバンが成長するときにもととなる結晶をエナメル線で結ぶ作業がなかなか大変でしたが、一生懸命作業していました。

ミョウバンを溶かすために集中してかき混ぜていました。

ミョウバンの結晶が大きくなる様子を、夢中になって観察していました。

1週間後に結晶がどれくらい大きくなっているのか、楽しみですね!

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蛾とは思われていない蛾 カノコガ

博物館駐車場に、黒、白、黄色の小さな虫が飛んでいて、やがてコヒルガオの葉にとまりました。

なんの仲間の虫?

昆虫にあまり関心の無い方には、なんの仲間の虫か、想像しにくいものと思われます。
実はこの虫、蛾の仲間でカノコガと言います。コントラストの強い色合いや、昼間静かに飛び回る姿、そして蛾やチョウの仲間とは思えない翅(はね)の形・・それもそのはずで、この蛾はハチの仲間に擬態していると言われています。

これでもれっきとした蛾のカノコガ

ただ、人間の目には、似ていると言っても黒と黄色の縞模様くらいで、あまりハチには見えません。昆虫同士の見え方では他にも決定的に似ているポイントがあるのかもしれません。
幼虫の食草はタンポポやシロツメクサなど、草地や道端に普通にある植物なので、カノコガは家のまわりでよく見られる昆虫です。「なんとなく目にしたことがあるけど、なんだかわからない虫」と思われているものの一つと言える虫ではないでしょうか。

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ジョロウグモの脱皮

脱皮中のジョロウグモ

写真は、ジョロウグモの脱皮。もう最終段階で、あとは長い脚を引き抜くだけです。
クモや昆虫など、硬い殻を持つ動物は体を大きくするために脱皮をします。
皮膚のように、体の成長とともに伸びてくれれば良いのですが、そういう仕組みにはなっていません。
脱皮したてのクモは体が柔らかく、大変無防備な状態です。しなくて済むなら済ませたいところでしょうか、大昔からこのやり方は変わりません。
ところで、この写真、腹部から上に白い線が伸びているのがお分かりでしょうか。
脱皮の時には体の外側全てを脱ぎ捨てるので、糸いぼ(腹部にある糸を出すための器官)も使えなくなるはずなのですが、どうやらジョロウグモは脱皮時にも継続して糸を使う仕組みを持っているているらしいのです。
見逃してしまいそうな些細な事ですが、ちょっと考えてみると不思議、というのは意外にあるものです。

足まで無事に抜けました。

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(歴史分野)実習生報告  探訪の下見にて

今回は歴史分野の博物館学芸員実習生が書いています。

来月8日に行われる「中世さがみはら探訪ブラリタイマ~無量光寺文書特別見学~」に向けて、歴史担当の学芸員さんと、歴史分野の実習生4人で、ルートの確認に行ってきました。

強い日差しのなか、原当麻駅をスタートして、1万歩以上の道のりを汗だくになりながら歩きました。しかしながら、途中で立ち寄る天応院や浅間神社、無量光寺では、緑豊かな木陰での天然のクーラーに癒されました。

↓下の写真は当麻の田園風景(9/8当日は歩かないことになりました・・・)

 

↑上の写真は、武田信玄が植えたとの伝承がある「さいかちの木」

歴史担当学芸員さんに、さがみはらの歴史を教えてもらうと、何気ない道にもドラマがあることに気づかされます。

寺社や町並みの歴史を伝える学芸員の技術を学びつつ、その技術が少しでも自分のものになっていくよう資料を読み込んで、当日の現地解説を頑張りたいと思います。

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ヤブランが花盛り・・クマバチの飛行も!

博物館の前庭では今、ヤブランが花盛りです。

博物館前庭のヤブラン

猛暑が続きますが、この花の淡い紫色と、すっと立った花序(かじょ)が風に揺れる様子は、ちょっと涼しげな空気を運んでくれます。
そのヤブランの花に群がるのは、クマバチ(キムネクマバチ)です。

花の密を食べるクマバチ

ざっと数えただけでも、10匹以上が一心不乱に蜜を求めて飛び回っていました。羽音も豪快で、まさに「ぶんぶんぶん」と飛んでいます。この音を聞くと、歌劇『サルタン皇帝』(リムスキー・コルサコフ作曲)の中の楽曲、「熊蜂の飛行」を思い出します。独奏曲としても編曲されていて、超絶技巧の速弾きが要求されるフレーズから、様々な楽器の“腕試し曲”としても有名です。ただし、ロシア語の原題はマルハナバチを指す単語なので、熊蜂は邦題を付ける時に、日本人がイメージしやすいように意図的に変えたのでしょう。でも、クマバチの羽音の迫力の方が、やはりこの曲に合っていると思えてなりません。

クマバチは重いので、花にとまると大きく揺れます

お天気が良ければクマバチもたくさん飛んでいるはずですので、羽音をぜひお楽しみ下さい。このハチはメスのみ毒針を持っていますが、とても温厚な性格です。捕まえたりしない限り、人間に攻撃的になることはありませんので、近づいても安心です。
ただし、ミツバチをはじめ、ほかにもいろいろな昆虫が集まっていますので、ヤブランの群落の中にむやみに足を踏み入れたりしないよう、お気を付け下さい。

ミツバチも訪れています

ヤブランは花期が長い花なので、見ごろはしばらく続きます。

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