神奈川の植物って何種類あるの?

シンプルだけど、超難問。これに答えられる資料はただひとつ、『神奈川県植物誌』です。植物の好きな一般の県民が寄り集まり、各地の博物館へ採集標本を収め、そのデータベースを基に作られているのが『神奈川県植物誌』、そして、その膨大な調査活動をしきるのが神奈川県植物誌調査会です。今日は、小田原の神奈川県立生命の星・地球博物館で同会の役員会と総会が行われました。

総会の後には国立科学博物館の門田裕一博士による、アザミの分類についてのご講演がありました。最近、ハチオウジアザミを新種記載されたのも門田博士です。昨年、相模原市内でも確認され、相模原植物調査会のみなさんも興味津々でお話に聞き入りました。
2001年に刊行された『神奈川県植物誌』からすでに10年以上が過ぎ、次の植物誌を2017年度に刊行することで調査が進められています。プロ、アマ双方の研究者と博物館が一体となって進める植物誌、全国から期待を集めて進んでいます!
ところで今日、小田原市内を歩いていて、すてきなものに出会いました。

堤防の道路に設置されたミラーの支柱上端に、ササ(メダケ?)の葉が!地下茎で増えるこのなかま、鉄製のパイプなんてものともせずに伸びていき、ついに先端で展葉したようです。なんだか、ほこらしげなササの姿に思わず微笑んでしまいました。
(生物担当学芸員 秋山)

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シロブチサラグモ

今朝、通勤途中で見かけたクモ。
体長5mmほど。先週あたりからちらほら姿を見せていましたが、どれも小さな網しか張っていませんでした。網はドーム状で、その内側に、背中を下にしてぶら下がっています。

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今日見た網はかなり立派なので、いよいよシーズン到来という事でしょうか。クモはとかく嫌われがちな生き物ですが、気をつけて見ていると、ちゃんと春を告げる使者にもなるなあ、と心の中で呟きながら写真を撮りました。(学芸班 木村)

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久々に星を満喫できました

今日は星空観望会でした。昼間は曇っていましたが、さがぽんのおまじないが効いたのか、夕方から晴れ始め、これはたくさん人が来るぞ、と構えていたら、なんと19人という、稀にみる少人数でした。
やはり皆、お花見に行っているのでしょうか?
観望会はこれもまた稀にみるすっきりとした晴天に恵まれ、月齢4.3のやや細めの月とその傍らで輝くおうし座のアルデバラン、高い位置で瞬かずに光る木星、オリオン座の大星雲、4月14日の最接近にを控えて明るく輝く火星などを、ゆっくり楽しむ事ができました。
こういう天気の時の観測テラスからの眺めは本当に最高です。夜桜もこの季節ならではのものですが、星がきれいな夜もその時だけのもの。もっと多くの人と共有したくなる、そんな星空を満喫する事ができました。参加して下さったみなさん、ありがとうごさいました。(学芸班 木村)

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面接

今日はさがぽんがつぶやいているとおり、スーツ姿で緊張した面持ちの学生さんが博物館にちらほらと来ていました。

毎年夏から秋にかけて実施される博物館実習の面接に来た学生さんたちです。

博物館実習は、大学のカリキュラムの一つとして開設されている学芸員課程の中の必修科目です。当館では、各専門分野ごとに3名ずつ受け入れるのですが、どうしても全体で定員をオーバーしてしまったり、分野間の偏りが出てしまうため、選考や分野替えをするために、学生さんたちに実際に博物館まで足を運んでいただき、こうして面接をします。

就職試験でもありませんので緊張する必要もないのですが、そうは言っても・・見ず知らずの学芸員を前に、緊張するなと言う方が無理ですね。でも、私たちは緊張しているかどうかなんて関係なくて、多少言葉に詰まっても、うまくしゃべれなくても、こちらの質問にどれだけ的確に答えてくれるかを重視します。流ちょうにしゃべっていても、用意してきた言葉だけでこちらの質問にかみ合わない内容だと、がっかりしてしまうのです。きっとそれは、就職の面接でも同じことが言えるはずです。

百戦錬磨の落ち着きと隙の無いカンペキな準備で望んで来られる学生さんよりも、緊張しながらも一所懸命こちらの問いかけを理解して答えようとしてくれる人の方が、印象は良いのです。

(生物担当学芸員 秋山)

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全天周映画「ドラえもん宇宙ふしぎ大探検2」上映期間中、大変駐車場が混雑しております。

いつもご来館ありがとうございます。
全天周映画「ドラえもん宇宙ふしぎ大探検2」上映期間中、大変駐車場が混雑しております。ご来館の際はできるだけ公共交通機関をご利用下さい。
また、「ドラえもん宇宙ふしぎ大探検2」全席完売になることが予想されますので、残席状況につきましては、直接電話でお問い合わせいただくか、ツイッターの更新情報などを参考になさるようお願いします。
*上映は4月6日までです。

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咲いた!

咲きました!やっと・・

博物館お隣の樹林地のフデリンドウです。
でもまだ、ざっと見て3株ほど。遊歩道の近くにはまだ開花している株がありません。遊歩道沿いでも見られるようになるには、来週までもうちょっとお待ちください。

でも、咲きました!
(生物担当学芸員 秋山)

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博物館にもITの波

昨年度、博物館のエントランスに設置されたデジタルサイネージ、神奈川工科大学情報メディア学科白井研究室との協働事業である事は何度か紹介しましたが、その後サイネージでさがぽんがクイズを出したり、来館者に無線LANが使えるようにする実験を行ったりしてきました。その中で出たひとつの結論があります。それは「館のホームページを強化しなければ、情報発信の新展開は難しい」という事でした。そこで、当初予定していなかったホームページのリニューアルに着手していただき、今、試験運用を始めています。いやあ、かっこいいページができました。みなさんもぜひご覧ください(新ホームページはこちら)。
また、この4月にはワークショップ「博物館でネット記者デビュー!」を開催します。小学校3年生〜高校生を対象にしたイベントで、デジカメを使って展示室を取材し「新しくなった相模原市立博物館のホームページで、あなたが選ぶ展示物ナンバーワンを発信しよう!」という企画。デジカメの使い方やインターネットで情報発信する時のマナー、博物館の展示資料についてなど、色々なことが学べる盛り沢山ぶりです。
機材などの関係で、今回は20組を上限としての事前申し込み制(Eメールのみで受付)ですが、興味がおありの方は、ぜひご応募ください(詳細はこちら)。

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本日の打合せ風景。カメラの使い方はどうレクチャーするか…実際に機材を手に検討中。

それにしてもここ数年、博物館もブログやツイッターをはじめたり、色々な変化が起きています。覚えなければいけない事も多いですが、これからどんなふうに世の中と繋がっていけるのか、とても楽しみでもあります。あー、勉強しなくては…(学芸班 木村)

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「ドラえもん」の陰で…

なんか陰険な感じタイトルですが、春休みの日曜日で賑わう館内を巡回していると、色々な事を考えます。
前の記事でご紹介した企画展の展示解説は、ちょうどプラネタリウムで「ドラえもん 宇宙ふしぎ大探検2」を上映している時間でしたが、20人以上の方が長丁場となった解説を聴いてくださいました。そう、ちゃんと大人向けのイベントもあるのです。

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そして、展示室もいつもの日曜日とは違った賑わい。雨天という事もありますが、通りすがりに会話を聞いていると、初めて来た方が多い様子。人気番組を上映するという事には、こういう効果があります。
もちろん「また来たい」と思ってもらわなければ意味がない訳で、展示観覧中の皆さんの表情がとても気になります。
また一方で、小さなお子様が多いと、走り回ってしまい、怪我につながらないかとひやひやする場面も多くなります。注意ばかりしているのも嫌だし、広いところで走りたい気持ちもわかるのですが、致し方がなく「走らないで!」と声をかけます。
とはいえ、大勢の方に来て頂けるのは喜ばしい事。館内を巡回しながら、ドラえもんの「お陰」と思いつつ、心の中に色々な思いが去来するのです。
「ドラえもん 宇宙ふしぎ大探検2」は4月6日(日)まで上映予定です。(学芸班 木村)
上映スケジュールはこちら

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企画展で展示解説

本日は企画展「相模原市の遺跡2014 境川流域の開発と暮らし」の展示解説を開催しました。
大雨・大風のなかたくさんの方が参加してくださいました。

展示解説
話す方も聞く方も真剣です。

当初40分ほどの予定でしたが、今回の展示はボリュームがあるため、お話しすることをかなり端折ってもなんと1時間30分もかかってしまいました。
最後までお付き合いいただいた皆様、ありがとうございました。

次回は4月13日(日)に開催予定です。お時間に余裕を見ていらしてください。(考古担当 正)

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もうちょっと!

博物館お隣の樹林地を見回ってきました。フデリンドウは、日当たりが良くていつも早めに咲く場所でも・・

もうちょっとですね。来週半ばくらいの咲き始めでしょうか。やはり、例年に比べてやや遅めです。見頃は4月中旬でしょう。撮影していたら、近くでカサコソと落ち葉をかき分ける優しい音がします。

若いカナヘビです。ひょっこり顔を出したところをパチリ。
まわりを見ると、カントウタンポポはだいぶ咲いています。タチツボスミレも、日当たりの良い場所ではしっかり花茎を伸ばして咲いています。でも、まだまだ。この樹林の一部の林床は、最盛期にはタチツボスミレに埋め尽くされると言ってもよいくらいの株が咲き誇ります。

いつの頃か植えられたヒマラヤスギが何本かあり、その芽生えがかわいいい帽子を頭に付けたまま伸びていました。目立ちませんが、なかなかの役者です。

花の盛りまで、もうちょっと!
(生物担当学芸員 秋山)

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