地質学講座最終日

今日で無事、地質学講座が終了しました。

この案内板を出すのも今日で最後です。

今回の講座で配布した資料です。A4で34ページになりました。地質学講座としてはかなり多い方です。

本当は初回に全ての資料をお配りできれば良かったのですが、準備が間に合わず、各回での配布になってしまいました。

講座に参加していただいた方、どうもありがとうございました。また、お手伝いいただいた相模原地質研究会の皆様、ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。

(地質担当学芸員 河尻)

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アリグモのメスはアリそっくり

先日(6月2日)のブログで、アリグモのオスを「アゴが大き過ぎるせいでアリに似てない」というような事を書きましたが、メスの写真を撮ったので紹介します。

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横から見たところ。アリにそっくりです。第1脚の持ち上げ具合はまるで触角のよう。

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正面から。目がオスより優しげに見えるのは気のせい?

昨日の中学生のアリグモに対する反応を見て、やっぱりこういう造形の面白さが、生き物の魅力を伝えるのに威力を発揮するのだな、という事を改めて気づかされました。アリグモさまさまです。(学芸班 木村)

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今日のおかいこさま(6/8:4齢に脱皮しました)

今朝見たら、ゆうべ給桑した葉っぱがほとんど残っていたので眠だなあ、と思ったのですが…。

午前中のうちに次々と脱皮したようです。

茎や葉柄で眠というのがカイコのお気に入りのようです。脱皮殻が密集していました。脱皮してまた頭部が大きく見えます。

クワの葉を食べる量も加速度的に増加中。忙しくなります。

(生物担当学芸員 秋山)

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植物学講座最終日

今日(6/8)の午前中、植物学講座「押し葉標本のつくりかた」の第3回目が行われました。
短い講座でしたが、もともと相模原植物調査会への勧誘をひとつの目的として企画したものなので、ここから先はぜひ調査会へ、という流れです。

今回は調査会のベテランがマウント作業を実演しました。
先週採集した標本のラベル作成では、科名や学名を図鑑から探し出すのを手伝っていただいたり、ふだんの調査会の活動のようすが垣間見えたのではないかと思います。
植物好きのなかまが増えるといいなあ、と願いながら講座を終えました。
(生物担当学芸員 秋山)

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ちょっとホラーだった中学校の体験学習

今日は博物館のすぐ近く、由野台中学校の生徒たちが、先生の引率で博物館にやって来ました。1~3年生入り混じって、単なる講義ではなく、体験的な学習を、というリクエストでしたので、これに応じてカリキュラムを組みました。
前半は天体観測室とバックヤード見学、後半は、なんと「クモの観察」です。
たまたま天文以外の担当者で、その日対応できるのが、私(一応、動物担当。実態はクモ担当)だったので、こんなカリキュラムになったのですが「クモなんて聞いたら、たぶん希望者は多くあるまい。きっちりやろう。採集して、アルコールに漬けて、標本ラベルを書くところまでやろう。」なんて思っていたのとはうらはらに、26人が参加する事になりました。
という訳で、観察会すら難しい(小さなクモをみんなで囲んで見るのは至難のわざ)、急きょ「クモの網をさがそう!」というテーマに変更しました。だいたい見渡したところ「円網」「シート網」「不規則網」の3種類くらいは見つけられるだろうと思っていましたが、その点は狙い達成。
そして次なるハードル。「少しでもクモに興味を持ってもらう」事。
最後に「興味を持った人いますか?」と聞いたら…なんと、皆無でした。
念のため「そもそも虫嫌いな人?」と聞いたら半数を優に超えていたので、どうやら無謀な戦いだったようです。

 「いやだなー、みたくないー」といいつつも熱心にスケッチ

確かに多くの子が「虫きらいー」「気持ち悪~」とかいいながら歩いていました。
中には毛虫をみるたびに「ぎゃー」と声を上げている方も1名いて、ちょっとアトラクションめいた雰囲気の観察でした。
いきなりクモなんて、刺激が強すぎたかもしれません。
でもその一方、ゴミグモの捕食シーンに釘づけになった子たちもいましたし、アリグモの入った容器を渡したらみんな集まってきたので、私の心の中では大いに甘く見て、「引き分け」ぐらいかな、と思っています。

 ゴミグモの捕食シーンをじっと見つめる生徒と先生


 オオヒメグモの卵のうから大量の子グモが出のうしているのを見て「ぎょえー」となっているところ

それはそれとして、こういう実践を一度やると、実施する側としてもいろいろ勉強になるものです。反省点も多々ありますので、今回の経験は、次の機会に大いに生かしたいと思います。そして、口には出さないけれど、ちょっとだけ興味を持ってくれた子が、1人くらいはいるに違いないと信じています。(学芸班 木村)

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ネコハエトリの卵

昨日はマネキグモの卵のうを紹介しましたが、今日はこれ。

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一瞬、なんだ葉っぱじゃん、と思いますが、何枚かが糸でつづられています。
こういうものを見つけると、無性に中身が見たくなる性分。職場に持ち帰ってゆっくり確認することに。
開いてみると…

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…何かいます。

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ネコハエトリです。

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そして、葉っぱのつづりの中には卵のうがありました。卵が20個近く透けて見えます。さっきのクモは、これをガードしていたんですね。
卵のうをガードしたり、持ち歩くクモは結構います(昨日紹介したマネキグモもそうです)。なんとなく「下等な生き物は生みっぱなし」みたいな先入観がありますが、実はそうでもないという事がわかります。
さて、それがわかったところで卵のうは野外にかえして…とはいきません。ちゃんと母グモと一緒にして、ふ化するまで保護する事にします。相手は生き物、それ位の気づかいはしてあげたいと思います。(学芸班 木村)

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道保川フォーラム

今日は午後から市内南区の麻溝公民館で行われた「第1回道保川フォーラム」(相模原市河川整備課主催)に参加してきました。

道保川は市内を流れる相模川水系の支川で、10年前から多自然川づくりによる河川整備を進め、さらに整備後には地元の市民のみなさんによる管理活動が行われています。このフォーラムでは、当時を知る職員が多自然川づくりにいたる経過や整備のようすを紹介し、私は、「道保川の自然環境と生物多様性」というタイトルでお話をしました。

その後、実際に活動をされている「道保川を愛する会」から活動報告がされたのですが、その内容はすばらしいものでした。草刈りやゴミ拾いといった整備活動から、近隣小学校の野外授業の受け入れや出前授業、そして草餅づくりなどのイベントと、これはまさに「野外博物館」です。生物多様性にも配慮されていて、河川整備の実施後に、市民によるこうした活動が継続的に行われていることは「多自然川づくり」のお手本のような事例です。

生物多様性地域連携促進法が施行され、生物多様性と地域活動はこれからますます強い関わり合いがもとめられていきます。愛する会のみなさんの活動はそれを先取りしている好例だと、強く感じました。

(生物担当学芸員 秋山)

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中学生職業体験

今日は市内の中学生の職業体験を受け入れました。午後には化石の割り出し作業を行いました。

博物館に収蔵してある約300万年前の岩石から化石を割り出しました。

貝の化石や、

葉っぱの化石を見つけることができました。

割り出した化石は水に溶いた木工用ボンドを表面に塗って、これ以上崩れないよう、処理します。

最後にラベルを記入して、作業終了です。

割り出してもらった化石は学校などの体験授業で使う予定です。

(地質担当学芸員 河尻)

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そこまでやるか、親子で擬態

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昨日の通勤途上で見つけた変な物体。一見、枝のようですが…

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付け根のところがなんか変です。
これは、と思いちょっとつつてみると…

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正体は卵のうを保持したマネキグモでした。卵のうと一体になって枝に化ける「2世代擬態」とはおみそれしました。そこまでやるか!とも思いますが、身を守るための工夫です。

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因みに、卵のうがない時はこんな感じ。やっぱり枝みたいですね。(学芸班 木村)

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今日のおかいこさま(6/6:小学生に臨時解説)

今日は市内緑区の内郷小学校3年生が市内めぐりで博物館に来てくれました。ちょうどよいので、臨時でカイコの解説をしました。

幼虫期だけに見られる腹脚や眼状紋をクイズにして、さらにクワコの写真と比べて眼状紋の意味など考えてもらいました。もちろん、実物を間近で見せしましたが、反応は「かわいぃ~」「いやだ~」「ぎゃー」などいろいろ。楽しいですね。

さて、3齢も3日目に入り、体長は22mmほど。もうそろそろ3眠が近づいています。頭部も斑模様になってきました。この週末には4齢に脱皮のようすです。

(生物担当学芸員 秋山)

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