津久井観音霊場のご開帳が始まっています。

博物館でもポスターを掲示しています
津久井観音霊場のはじまりは、江戸時代中期に、旧津久井郡内の観音を 祀る三十三か所の寺を宗旨や宗派を問わず巡る霊場として開設された津久井三十三所観音霊場です。
津久井地域を回っていると、津久井三十三ヶ所観音霊場と書かれた看板を見かけることがあります。
ただ、現在では他のお寺なども加入して四十三か所となっており、名称も「津久井観音霊場」と変わっています。
津久井観音霊場の、普段はお会いすることができない観音様が一斉にご開帳されるのは、本開帳の十二支での午(うま)年と中開帳の子(ね)年です。前回の令和2年の中開帳はコロナ禍により中止となったため、今回は12年振りのご開帳となります。
初日は14ヶ所を回ったのですが、平日にもかかわらず、たくさんの方が参拝されていました。 お接待の方に伺ったところ、遠方にお住まいの方が多く、地元の方は少ないそうです。

緑区根小屋の中野堂の様子
地域の方々はご開帳に当たって、準備など色々とご苦労もおありかと思いますが、お接待のみなさんは大変暖かく迎えてくださります。
霊場巡りは普段は見ることのできない秘仏にお会いできる貴重な機会ではありますが、実際に参加してみると、地域の方々と触れ合う時間もまた尊いものだということに気付かされます。
ご開帳は5月23日(土)まで行なわれます。
津久井観音霊場の巡礼を通じて、津久井地域の魅力を知っていただければと思います。
(民俗担当学芸員)


