博物館の未来をさぐる

大仰なタイトルですが・・これはつい最近、東京堂出版から刊行された本のタイトルです。

昨年行われた神奈川県博物館協会主催の同名のシンポジウムの内容を元に書き起こされました。県博物館協会設立60周年を記念して刊行され、全国随一を誇る県内の地域博物館の活動のようすや課題、これからの展望などがまとめられています。財政難や管理者の問題と向き合いながら歩む博物館の姿も垣間見ることができます。
じつは、相模原市立博物館からは生物担当の秋山がボランティアと歩む地域博物館の姿を、相模原植物調査会を例に書きました。ほかのボランティアグループについても概略ですがすべて紹介しています。博物館学の副読本や教科書といった内容ですが、県内の博物館の今を外観できる本だと思います。博物館に興味のある方すべてに読んでいただきたいです。
(生物担当学芸員 秋山)

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