私は元来、早起きが得意ではありません。なので「早起きは三文の得」という言葉を聞くと、なんとなく居心地が悪くなり「別に関係ないよ」と、ちょっぴり否定したくなったりもします。
ところが、いつも通勤途上、博物館の近くでクモなどを探しながら歩いているのですが、ひょっとして、と思った事があります。どうやら、昼より朝の方がクモがみつけやすいという事です。
クモを探すのにもっとも手っ取り早い方法は、網や糸を見つける事です。これが、光の当たる角度で良く見えたり見えなかったりするのですが、朝の斜めの光だと、空中に貼られた網が、実に美しく浮かび上がるのです。まあ、夕方でも同じなのかも知れませんが、朝だと昼間に活動するクモが網を張っていたり、網に朝露がついていたり、とオマケがたくさんついてきます。クモに限らず、生き物全般に、朝早くに活動しているものは多いように思います。
というわけで、やっぱり朝は何か得する時間帯のようです。もちろん、多くのクモは夜行性なので、夜間観察が重要であることも申し添えておきます。(学芸班 木村)

朝の光を受けて輝くギンメッキゴミグモの網。ゴミグモ類に特徴的な横糸の多い網である事がよくわかります。
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プロフィール

神奈川県相模原市中央区にある市立博物館です。1995年に開館して以来、相模原の歴史や自然を扱う総合博物館として市民に親しまれ、2019年には入館者数が300万人を超えました。また、2010年7月には、小惑星探査機「はやぶさ」の、2021年3月には後継機「はやぶさ2」の再突入カプセルの世界初公開を行うなど、お向かいにあるJAXA相模原キャンパスとの連携も深めています。
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