真冬の瑠璃色

市内のある場所で、ちょっと珍しい鳥の出現情報があり、確認のために行ってきました。その際に、近くでこんな鳥が盛んに採食していました。

ルリビタキ(オス)

ルリビタキです。冬の瑠璃色を代表する鳥です。繁殖期は標高1500メートル以上の亜高山帯で過ごし、冬の間はこうして平地の薮で過ごします。こんなに美しいのに、明るい場所へはあまり出てこないのですが、暗めのところでもこうして光沢のある明るい瑠璃色が映えます。

雪をバックに

雪をバックにしても見事な色合いです。
ちなみに、正面から見ると印象が違いますね。鳥は横顔はわりあい丸っこいのですが、飛ぶ時の空気抵抗を少なくするため、体全体が流線型になるのです。

正面から見たルリビタキ

夏の瑠璃色の代表はオオルリという鳥ですが、こちらは瑠璃紺色と言えるような深い色です。青葉を背景に際立つ色合いなのでしょう。
さて、目的としていたちょっと珍しい鳥というのはこちら、コイカルです。

少なくとも近年の市内での記録はありませんでした

県内では記録が少なく、相模原市では近年の確実な観察記録がなかったため、写真付きの重要な記録となりました。

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