3.17あかつき旅立ち

ちょうど3年前の今日、金星探査機あかつきがJAXA相模原キャンパスから旅立っていきました。当日は、午前中から大型トレーラーがキャンパス内に入り、何やら作業が始まりましたが、機材の搬入なのか?搬出なのかも分からない状況でした。

しばらくして、金星探査機あかつきが搬出されることを聞き、その瞬間を一緒に見送りたいと、様子を見守っていたところ、17時過ぎにプロジェクトメンバーをはじめJAXAの方々がたくさん集まり始めました。また、道行く一般の人々も物々しさに足を止め、数十名が見守る中、ついにその時をむかえることになりました。


まさに門出。たくさんの拍手に見送られて、打ち上げの地、種子島宇宙センターに向けて旅立ちました。

当日の様子は、あかつきに搭載されている1μmカメラIR1の開発担当の大月祥子さんが、ISASメールマガジン第293号で書いていらっしゃいます。

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ちなみに、当日の夕空に、細い月と並んで、探査目的の金星が輝いていたんですよ。
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あかつきの挑戦は、まだ続いています。
博物館では、あかつきチームの方々と協力して「金星探査機あかつき応援企画」を2か月に1回ペースで開催していますので、研究者の方々と直接お話しができるこの機会にご参加ください。
次回は4月27日(土)13:30~15:30 「赤外線で温度を測る」をテーマに、北海道大学大学院理学研究院特任助教の福原哲哉さんにお話をしていただく予定です。

(天文担当 有本)

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