2012年4月28日のブログで紹介したゴミグモ。見た目が面白いので生態展示をしようと思い立ち、ゴールデンウィークに向けて準備を進めていました。最初に採集した個体が一晩できれいな網を張り、よし、すぐにでも展示だ、と意気込んだところで気づきました。真新しい網にはゴミグモの特徴である脱皮殻や食べかすなどの「ゴミ」がついていないのです。そこで早速エサを与えたのですが、食べはしたものの、翌日からだんだん網が壊れはじめ、しかも張り直しをしてくれません。しまいには脱皮までしたのですが、網を張らないのでエサも与えられず、やせ細るばかり。結局、連休直前にもう1個体採集してきましたが、すぐには網を張ってくれず、連休明けまで準備が整いませんでした。と、いう訳で今日からエントランスで展示しています。もし来館された際にはご覧ください。受付脇の壁の前に展示してあります。残念ながら、いつまで展示できるかはクモの気分次第です。なるべく長い期間網を張っていてくれる事を願っています。(学芸班 木村)
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プロフィール
神奈川県相模原市中央区にある市立博物館です。1995年に開館して以来、相模原の歴史や自然を扱う総合博物館として市民に親しまれ、2019年には入館者数が300万人を超えました。また、2010年7月には、小惑星探査機「はやぶさ」の、2021年3月には後継機「はやぶさ2」の再突入カプセルの世界初公開を行うなど、お向かいにあるJAXA相模原キャンパスとの連携も深めています。
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