今日からバードウィーク

5/10~16まで、バードウィーク(愛鳥週間)です。お隣の樹林地ではシジュウカラやメジロがさかんに囀っています。ちょっと足を伸ばせば、道保川公園ではキビタキが美声を響かせ、さらに津久井方面ではあちらこちらでオオルリなど姿も声も抜群に美しい鳥たちの競演を楽しむことができます。

バードウィークにちなんでなにか野鳥の写真を…と思いましたが、鳥の写真はそうそう気軽には撮れません。そこで、ちょっとひねって、鳥の「おとしもの」に擬態した虫の写真を…(ひねりすぎ?)

上の写真はクワコの3齢幼虫です。多くの幼虫(イモムシ)が、若齢幼虫の間は鳥のフンに似せた姿をしています。アゲハチョウの仲間にも多いですね。クワコはその後、5齢(終齢)になるとさらに面白い擬態をするのですが、それはもうちょっとしたら、博物館のクワの木についた幼虫でご紹介できると思いますのでおたのしみに。

そして、ひねりついでに、こんな写真も。まさしく、ひねってます!

お見事!!色彩はちょっとオシャレすぎてあんまりリアルじゃありませんが、ポーズはすばらしくリアルです。ただし、なんの種類のイモムシかはさっぱりわかりません。

鳥のフンへの擬態といえば、クモのなかまにもいますね。それは当館のクモオタクであるKさんの領域なので、そのうちアップしてくれることを期待いたしましょう。

(生物担当学芸員 秋山)

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