※8月18日(月)は休館日です
お盆休みも最終日となった8月17日、プラネタリウムはこの日も朝から観覧券を求める方の行列が長く伸びていました。そんな中、並んでいたお子さんが中庭のガラス壁を指さして「なにアレ?」とつぶやきました。それは、こちらです。

ガラス壁に何かがくっついています
蓑虫(みのむし)です。蓑虫とは、枯葉や枯れ枝などを集めて繭をつくり、その中で幼虫が成長するミノガ科の総称で、こちらは最も一般的に見られるオオミノガの蓑虫です。
一時期、オオミノガに寄生するヤドリバエの仲間の影響で数が減ったと言われていましたが、近年、再びよく見られるようになりました。博物館でも、毎年中庭のガラス壁に複数のオオミノガがくっついています。

オオミノガの蓑虫
同じ日、前庭の入り口アプローチ近くのアオキの葉をふと見ると、何か違和感がありました。クルっと丸まった葉の中に、斜線が・・

丸まった葉の中に何かが
こちらは、シャクガの仲間の幼虫でした。ふだんは枝に擬態してこんな姿勢をとっているのですが、ここではバレバレです。鳥に見つからないうちに、どこかへ移動するとよいのですが・・

シャクガの仲間の幼虫
今週は本当にたくさんの来館者をお迎えしました。明日、8月18日は休館日となります。プラネタリウムは、19日から24日まで、再び夏休み特別上映期間として、1日5回の投影を行います。リニューアルしたプラネタリウムをぜひご覧ください!
(生物担当学芸員)