秋の色がマッチしてきました~青根にて

今日は緑区青根の里山へ行ってきました。稲刈りを間近に控えた田んぼはすっかり秋の色。

現在、環境省が主導してモニタリングサイト1000という大規模な市民参加型自然調査が全国で進められていますが、この青根の田んぼもそのサイトに登録されています。今回は、調査の運営やとりまとめを受託しているNACS-J(日本自然保護協会)主催で、数ある調査項目の中からカヤネズミ調査の研修会が行われたのです。

講師には全国カヤネズミネットワークの畠佐代子さん、参加者は麻布大学のあざおね社中のみなさんや、附属渕野辺高校ボランティア部のみなさん、そして地元小学校や一般の市民の方々も参加して、総勢約40名!カヤネズミ調査の基本から実地の調査方法まで密度濃く学びました。下見で見つけた、カヤネズミの球巣です。

ススキの穂と青空がマッチする季節になりました。

稲穂の色とアキアカネの色もしかり。

色はすっかり秋でも、気温は高め。ススキ原に潜り込んでの調査は、ススキとカナムグラの花粉がもうもう、湿気もむんむんでなかなかハードでした。

(生物担当学芸員 秋山)

カテゴリー: 学芸員のひとりごと パーマリンク