先日、市内を走る幹線道路、国道16号線のある場所に、珍しい外来植物を見に行きました。
写真の植物、日本で出版されている植物図鑑の中で掲載されているのは、私が知る限り2冊だけです。
ニセカラクサケマン。
外来植物の名前には、「よそ者」という烙印を押したいのかな、という雰囲気がありありのものが少なくありません。これもその一つ(そもそもカラクサケマンという植物じたいが外来種なのですが)。
神奈川県内では、この場所以外に生育地は知られていません。どういうわけか、6年ほど前からここで元気に育っているものの、ほかの場所に広がるようすもありません。
絶えず自動車の風圧や排ガスにさらされながら生きる姿に、ちょっと肩入れしたくなってしまいます。
(生物担当学芸員 秋山)
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プロフィール
神奈川県相模原市中央区にある市立博物館です。1995年に開館して以来、相模原の歴史や自然を扱う総合博物館として市民に親しまれ、2019年には入館者数が300万人を超えました。また、2010年7月には、小惑星探査機「はやぶさ」の、2021年3月には後継機「はやぶさ2」の再突入カプセルの世界初公開を行うなど、お向かいにあるJAXA相模原キャンパスとの連携も深めています。
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