開花、芽吹き

今日は、昨日の春の嵐から一転して好天です。
博物館駐車場には何本かのサクラの木があるのですが、そのうちの1本が毎年、市内のソメイヨシノよりも1週間から10日ほど早く咲き始めます。昨日の強風や豪雨にも負けず、たくさんの花を咲かせてくれています。
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じつは、なんという品種かわかりません。博物館の庭やお隣の留保地の中にはヤマザクラが多いのですが、これはヤマザクラのように葉が花と一緒に展開しない、ソメイヨシノと同じタイプです。しかし、ソメイヨシノとは花の形の特徴が微妙に違います。オオシマザクラあたりが掛け合わされているのだろうとは思うのですが、はっきりしたことは言えません。サクラの分類ってほんとうに難しいです!
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道路際のヤマグワも、冬芽の鱗片から新芽がはみ出してきました。気をつけてみていないと、あっという間に葉が広がっていきます。春のダッシュが始まりました。
(生物担当学芸員 秋山

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