最後のミニ観察会

なんて書くとちょっと大げさですが、「博物館のまわりのミニ観察会」という名で実施するのは今月が最後となりました。来月からは、「生きものだいすきミニサロン」と題して、ミニレクチャーやミニ観察会など、よりバラエティに富んだ内容で実施していく予定です。
さて、今日午前中、最終回のミニ観察会はポカポカ陽気の中で行われました。みなさんが注目している視線の先には・・

先日このブログでもご紹介したミズキの幹にできた樹液のカビです。

一部分を切り取ってじっくり観察・・おそるおそる触ってみました。「ひんやりしてる!」「ぶにょぶにょ!」「おいしそう」反応はさまざまです。

続いて樹林に入り、ミミガタテンナンショウを取り囲んで見ているのは・・

雄花の付け根の小さな穴です。この穴の意味と、雌花には無い怖ろしい理由をご説明しました。

今日はなにやら妖しげなものばかり見てきたので、最後にこの樹林の名物、フデリンドウ探しです。昨日はどうにか痛々しく咲いている一輪を見つけたのですが・・・

ありました!しっかりときれいに咲いている株です。目のいい参加者のお子さんがさらにいくつも見つけてくれました。フデリンドウの春到来です!フデリンドウ(は小さすぎて見えないけど)と一緒に記念撮影。

4年間にわたって実施してきたミニ観察会を無事に楽しく終了しました。
(生物担当学芸員 秋山)

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