木の枝にとりついたオレンジ色の物体

今日はいろいろなイベントが折り重なって駐車場は常にたくさんの車が出入りしています。そんな中、職員から「駐車場の木にオレンジ色のヘンなものがついている」と連絡がありました。さては・・と見に行くと

やっぱり!暖かくなってきたこの時期によく見られるもので、木の切り株や虫に開けられた穴などを中心に広がります。写真の木はミズキで、わりと最近剪定したものです。ミズキはその名のとおり、枝を剪定したりすると、地中から吸い上げた水分が切り口からしたたり落ちるほど水気の多い木です。その水の中には糖分などが含まれるため、カビや酵母などのエサとなります。こうして白く泡のようになったものが、いわゆる「樹液酵母」です。しかし、問題の木にとりついているものはすでに蛍光色とも言えるようなオレンジ色です。

しかも、水滴の流れ落ちる部分に沿ってヒダ状のものが発達しています。これはスライム・フラックスというそうで、言わば樹液のカビです。したたり落ちた水滴も同じようなコロニーを形成しています。

自然林などでもよく見られる現象ですが、色が色だけにちょっと異様ですね。
(生物担当学芸員 秋山)

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