地質調査日誌9/26 相模原市緑区名倉

9月26日水曜日.晴れ.
首都大学東京の大学院生さんの案内で,相模原市緑区名倉へ約10万年前の火山灰層の調査に出かけました.
急な斜面を登って路頭にとりつきます.

露頭の表面を削って,地層を見やすくします.20m近くある急な崖なので,足場を作り安全を確保してから作業します.
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表面を削ると,火山灰層が見やすくなりました.これは木曽御岳から飛んで来た火山灰(軽石)です.
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別の場所になりますが,これも木曽御岳から飛んで来た火山灰(軽石)ですが,上の写真のものより古い時代のものです.
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こちらは,九州からの火山灰です.
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数地点で調査し,多くの火山灰層を調査することができました.調査に熱がこもり,最後の露頭の調査を終えたのは午後5時30分.辺りは暗くなり始めていました.多くの成果が得られました.案内していただいた大学院生さんに感謝です.
(地質担当学芸員 河尻)

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