生きものミニサロン「カイコのふしぎ」実施しました!

6月23日、毎月恒例の生きものミニサロンを実施しました。
今回のテーマは「カイコのふしぎ」。飼育中のカイコを使って、成長のようすや繭のこと、祖先が同じと言われるクワコや天蚕と言われるヤママユガのことなど、いろいろなお話をしました。

本物のカイコはやはり大人気

実際にカイコに触れていただこうと、手乗りカイコ体験も!

ちょっと緊張しながら手に乗せました!

一足先に飼育して、成虫のカイコガもどうにか間に合って見ていただくことができました。

カイコガは大人もあまり見たことのない方が多かったようです

手乗りカイコガも大人気!モフモフのぬいぐるみのような外見と、足でしっかりと指につかまってくるようすがたまらなくかわいい!

スター並みのカメラ攻勢にあってます!

雨の景色をガラス越しに見ながら、梅雨のひとときを楽しくカイコの話題で盛り上がりました。
次回は7月21日(土)12時からです。7月はJAXA特別公開(7月27日、28日)の関係で第3週の開催となります。お間違えのないようお願いいたします。

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養蚕日誌(6/22)明日の生きものミニサロンに登場!

博物館で育てているカイコは、4齢の4日目となりました。いよいよ、今晩あたりには眠に入り、週明けまでには終齢(5齢)になりそうです。

4齢のカイコ

そんな中、明日(6月23日)は毎月恒例の「生きものミニサロン」の日です。梅雨時ということもあり、6月は毎年室内でカイコのお話しをします。明日もカイコや繭のお話を、飼育中のカイコを前に行う予定です。
ご希望の方には、「手乗りカイコ体験」も!

手乗りカイコ

眠に入ったカイコをいじり回すと可哀想なので、明日、まだモリモリ食べているカイコを選抜してみなさんに見ていただこうと思います。1階エントランスで12時から実施します。どなたでもご参加いただけますので、お気軽にご来館ください。

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雨に濡れる谷戸

6月20日、緑区のとある谷戸へ行きました。
入梅以降、最大の降水量と言われる大雨の中でしたが、その合間を縫って踏査したのは、ここがいくつかの絶滅危惧種の生育地だからです。

谷戸の全景

ここは巨大な開発計画があり、埋め立てられる予定のその谷戸は、この1,2年、草刈りがされていないようすです。放棄水田だったところが、植生遷移が進んでヨシ原に変わっていました。降る雨よりも植物についたしずくでびしょ濡れになりながらヨシの中をかき分けると・・

ミズニラ

ミズニラ(神奈川県では絶滅危惧2類)の元気な株がありました。
ほかにも、オニスゲやシカクイなど、低湿地らしい植物がたくさん見られました。

オニスゲ

ただ、植生遷移が急速に進んでいることは間違いありません。これから秋にかけて成長してくる絶滅危惧種がほかにもあります。その中には県内ではほぼ、この場所にしか見られないというような種もあるので、これから動向をしっかりと確認していこうと思います。
谷戸の野みちでは雨に濡れたホタルブクロやネジバナがきれいに咲いていました。

ホタルブクロ

ネジバナ

クサボケの果実はもう少しで熟し、芳香を漂わせてくれそうです。

クサボケの果実

消えゆく谷戸とは言いたくないのですが、とにかく今残せる標本やデータはしっかりと採集、記録していきたいと思います。
それにしても、谷戸から出て駐車場へ戻ると、ヤマビルがあちこちに張り付いていました(髪の毛にも・・)。血は吸われずに済みましたが、梅雨時はいつでも元気なヤマビルには気をつけないといけませんね。

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亜麻色のサギ

相模原川の近くの水田地帯に、アマサギが群れで飛来しているとの情報があり、行ってみました。
田植えから数週間経った緑濃い水田に立つに、梅雨がもっとも似合う鳥・・という称号を与えたくなります。

アマサギ

アマサギは、亜麻色(あまいろ)の羽を持つサギという意味です。しかし、亜麻色の微妙な色合いよりも、オレンジに近い色に見えますが・・やはり種名はアマサギがきれいですね。西日本や南西諸島ではごく普通に見られる水田の鳥で、特に八重山諸島などでは水牛の背中にとまっている姿が定番の風景として知られています。しかし、神奈川県内では近年、めっきり少なくなりました。

飛ぶと白さが目立ちます

広い水田地帯が減少していることや、もともと夏鳥で、ほかのサギ類と共に集団繁殖していたのですが、フン害や鳴き声が嫌われて、住宅地周辺から繁殖地がことごとく追い払われてしまいました。

奥の白い頭の個体もアマサギです

アマサギは、姿はシラサギのなかまとよく似ているのですが、分類上は独立したアマサギ属とされ、1属1種の鳥です。
田んぼに溶け込んだアマサギの姿は、美しい梅雨の風景です。

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養蚕日誌(6/19)4齢になりました!

早いもので、掃立て(給桑開始)からもう12日、カイコは3回目の脱皮を経て4齢になりました。そろって葉の上にいると、かなりのボリューム感です。

脱皮をして、クワの葉を待つカイコ

ほんの4日ほど前、ずいぶんと頭でっかちと思っていた3齢の頭部がやたら小さく見えます。

下側のカイコは、3齢の頭部の殻がちょこんと先にのっかっている状態です

上の写真の下(左側)のカイコが3齢で脱皮前の眠(みん)のカイコです。上(右)側が4齢に脱皮した後のカイコです。
これからまた4日ほどモリモリと食べ続けて、もう1回、幼虫期の最後の脱皮をすると、いよいよ5齢です。始めに「もう12日」と書きましたが、考えてみるとまだ2週間も経っていません。あまりの成長の早さに、日数感覚がおかしくなりそうです。

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養蚕日誌(6/17)10日で10倍!

博物館で飼育中のカイコは現在、3齢の4日目に入り、そろそろ3回目の眠に入った個体が多く見られます。

3眠に入ったカイコ

週明けの19日までには4齢が出そろっているものと思われます。
体長は約2.5センチメートル、つまり、ふ化直後は2.5ミリメートルくらいなので、給桑開始の6月7日から10日で10倍の長さに成長したことになります。
今日(6月17日)は、神奈川大学理学部の学芸員課程を学んでいるみなさんが見学実習に来館されました。生物科学科の学生さんが多いということで、カイコにも興味津々でした。
実習は、まず生物多様性と博物館資料のつながりについてお話ししてから、バックヤードの見学です。

バックヤードの廊下で解説

がらんとしたバックヤードの廊下で、博物館の「裏側」の機能について考えてもらいます。
さらに、動植物資料収蔵庫などを見学して、標本収蔵の意義や収蔵環境などを説明しました。

動物の剥製の収蔵状況を解説

大学2年生ということで、まだ博物館や学芸員の仕事について実感がわいていないと思いますが、こうした実習をとおして博物館の機能と役割を立体的にとらえていただければと思います。

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養蚕日誌(6/15)3齢になりました!

6月12日の夜くらいから眠に入りはじめ、14日、概ね3齢に脱皮しました。下の写真は、眠(みん)の2齢のカイコです。黒い頭部が先に乗っかっているだけのような状態です。新しい頭部が何倍もの大きさになっているのがわかります。

眠のカイコ(2齢)

別の個体ですが、靴下をぬぐように脱皮しています。

脱皮中のカイコ(3齢)

左が2齢の眠、右が3齢に脱皮したカイコです。頭の色がベージュ色になっているのがわかります。

2齢(左)と3齢(右)のカイコ 頭の大きさと色が違います

今朝はすでにモリモリと食べていて、昨日よりもだいぶ大きくなっています。
そして本日6月15日、今年のカイコの授業の締めくくりとして、清新小学校の4年生に向けて授業を行いました。

1学年5クラスでしたが、とても集中して話を聴いてくれました

とても熱心に聴いてくれました。カイコを育てることは農業であることや、蛾まで育てるのはクラスで数個にしましょう、という投げかけに、児童のみなさんの頭の上にはたくさんのハテナマークが立っていました。これをクラスで話合ったり、先生と相談したりしながら解決していくのが、カイコを教材とした学習のクライマックスです。たくさん考えて、たくさん意見を出し合って、カイコの命に向き合っていただきたいと思います。

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浜辺で採集調査

6月13日、博物館で動物標本の作製などを行っているボランティアグループの動物標本クラブのみなさんと、茨城県南部の鹿島灘の浜辺へ標本採集に出かけました。

巨大な風車が林立する風衝地帯です

見慣れた相模湾や東京湾の浜辺とはスケールが異なり、広大な砂浜は外洋に面していることが実感できます。
ストランディング(イルカなどが陸地に打ち上げられ、身動きがとれなくなること)して息絶えてしまったのか、スナメリの遺体があり、みんなで観察しました。

スナメリの遺体を観察

これも、相模原では決して見ることのできない風景です。白波をバックに、シロチドリとトウネンのランデブーです。

トウネン(左)とシロチドリ(右)

胸ビレを広げると驚くようなエメラルドグリーンが広がる、ホウボウも打ち上げられていました。

ホウボウの胸ビレ

ふだん、見ることのできないさまざまな漂着物を観察しました。
動物標本クラブでは、こうした漂着物などからも標本を作製して、博物館の教材や資料にする活動を行っています。

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学芸員講話 第2回「石老山の成り立ち」

6月10日(日)に今年度の学芸員講話の第2回「石老山の成り立ち」を開催しました。

雨の中、多くの方にお越しいただきました。

石老山をつくっている岩石は、おもに礫岩(れきがん)と凝灰岩(ぎょうかいがん)です。

礫岩

凝灰岩

これらの岩石の特徴と形成過程、石老山がどのようにして山をになったのかをプレートテクトニクスの観点からお話ししました。身近にある山の成り立ちが、地球のダイナミックな動きに関係があることに、興味を持たれた様子でした。

次回の学芸員講話は7月8日(日)、民俗担当の加藤学芸員による「道祖神のまつりかた」を予定しています。お誘い合わせの上、ぜひご来場ください!お楽しみに!

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吉野宿ふじや企画展「吾が心の山ー山岳写真家 三宅 修の踏み跡ー」最終日イベントも大盛況!

緑区吉野にある博物館の所管施設「吉野宿ふじや」で開催されていた企画展「吾が心の山ー山岳写真家 三宅 修の踏み跡ー」が6月10日に終了しました。

企画展「吾が心の山-山岳写真家 三宅 修の踏み跡-」

三宅修氏は86歳になりますが、今なお山岳写真家として活躍されています。
6月10日の最終日には、緑区藤野地区在住の山岳写真家である三宅修氏ご本人による展示解説・ギャラリートークが行われ、50人ものお客様で会場内は満員状態でした。

今回の展示解説・ギャラリートークでは、三宅修氏が山岳写真家になるまでのエピソードなどを交えながら、今回展示した40点の数々の山々や藤野の里山の風景などについてお話いただきました。特に、三宅氏が中学生だった昭和20年8月の終戦直前に目の当たりにした高尾山付近の湯ノ花トンネルでの米軍機による機銃掃射の惨劇のお話は、非常に印象的でした。

今回のイベントの質疑応答にも参加者からも熱心な質問があり、最後には三宅氏のお孫さんから花束が贈られイベントは無事終了しました。

また、今回の展示の開催期間中、三宅氏はほぼ毎日のように吉野宿ふじやに来ていただき、自ら見学者に丁寧に対応してくださいました。「来ていただけるだけでありがたいので・・・」と、山岳写真家として著名な方にもかかわらず、とても謙虚におっしゃっていました。

今回の企画展には、三宅氏のお知り合いの方など遠方からも多く来場があり、合計880人もの方が訪れました。 三宅氏、そして企画・運営した地元のNPO法人「ふじの里山くらぶ」のみなさん 誠にありがとうございました。

次回の吉野宿ふじや企画展は、7月14日から「藤野の昔の産業」展&博物館との連携「宇宙」展を開催予定です。
ぜひ、またご来場下さい。

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