自然・歴史展示室の映像更新

当館の常設展示室、自然・歴史展示室のちょうど真ん中あたりに、3つのモニターが天井から吊されています。

自然の展示の入口に設置された3面映像

しかし、ここしばらく「調整中」の張り紙が張られていました。映像を投影する機械の調子が悪く、止めていたのです。そこで、機器を更新するにあたり、映像コンテンツも新しいものに変更することにしました。内容はそれぞれスライドショー形式で、学芸員が調査中などに撮影した写真から「相模原の景観(10枚の写真)」「相模原の植物(15枚)」「相模原の動物(15枚)」です。この中から1枚ずつ、写真をご紹介します。まずは景観から、「道志渓谷」です。

険しい断崖がそびえる道志渓谷

植物は、レンゲショウマです。

林内にともるぼんぼりのようなレンゲショウマ

動物は、クマタカ。

丹沢を象徴する猛禽類、クマタカ

3つの映像とも、3分ほどで一回りし、開館時間中は繰り返し投影されています。

それぞれ3分で一回りします

ご来館の際にはちょっと足を止めてご覧下さい!

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早春の黄色い花を探して

今日(3月8日)は博物館のボランティアグループである相模原植物調査会のみなさんと、早春の植物調査に出かけてきました。
春一番に咲く花には黄色いものが多いのですが、まずはそのシンボル的な存在であるフクジュソウ。

市内緑区のこの地区では、自生のフクジュソウが知られています。フクジュソウは栽培されることも多く、由来が不明なものが多い中で、この地区の個体群は確実な自生と考えられています。毎年開花株数を確認していますが、今年はちょっと少なめでした。
そして、その近くの山道に入り、尾根を進みます。こちらも黄色い花のアブラチャン。

さらに、よく似ているけどちょっと違うダンコウバイ。

さらに、山道から少し斜面を下りて、お目当ての木の下へ。

この枝先に咲いているのは・・マンサクです。

 

 

 

 

 

 

マンサクは、公園などでは栽培株が多く植えられていますが、県内では自生が珍しく、この尾根でも5株ほどしかありません。

 

 

 

 

 

 

ほかの樹木の多くはまだ硬い冬芽に覆われています。こちらはイヌブナの冬芽です。鋭く長刀のような形です。

 

 

 

 

 

 

一足先に咲いている黄色い花を見ると、なんだかとてもありがたい気持ちになります。野外調査はこれから春を追いかけて忙しい季節になりますが、今日はよい足慣らしになりました。

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インターンシップ4日目 昭和の資料に触れる

こんにちは。ECO-TOPインターン生の伊藤、金子です。
3月になりましたね!

本日3月1日は、午前に明治大学の先生と研究室の学生の方が昭和時代の「木もれびの森」の航空写真を探すのを手伝いました。

白黒写真だったので、探すのにとても苦労しました。昔の地形の変化を見ることが出来て楽しかったです。そのほかにも色々な相模原の地域の特徴を教えていただきました。

午後には、博物館のボランティアグループである水曜会の方々と、鈴木重光コレクションのリストアップをお手伝いしました。
コレクションを収蔵している特別資料室に入らせていただきました。セキュリティが厳重で管理のすごさに驚きました。

資料を実験室に運んで来て、リストの作成方法を教えていただきました。丁寧に教えて下さいました。作業に入る前に、昭和の物のマッチ箱の柄やメンコ、セピア色の写真などを見せてもらいました。レトロな感じが良かったです。

実際にリストを作りました。昔の漢字がたくさんあり、読解に苦しみました。又、達筆な文が多く読むのも大変でしたが、自分の字が資料に残るのが嬉しかったです。とても良い経験になりました。

来週が最終日です。最後まで頑張ります。

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インターンシップ3日目 植物とふれあう

こんにちは。ECO-TOPインターン生の伊藤、金子です。
本日(2月28日)は、午前中に植物標本のマウント作業を行い、午後には町田市役所の職員さんとの打ち合わせに同席させてもらいました。

マウント作業は初めてでしたが、慣れると楽しかったです。久しぶりのハンダごてに中学生の頃に戻った気になりました。
作業中の写真がないため、土器の底の葉の跡を見学している写真を載せます。

午後はまず、天気が良かったので、植物調査会の方達と博物館隣の広場に植物観察に行きました。いつも気にとめていなかった植物を観察して、様々な種類の植物があることを知りました。
見学の後、町田市役所の職員さんとの打ち合わせに同席させてもらい、5月に町田市が開催する市民参加型調査のセミナーについて私たちの目線で気づいたことを発言しました。

打ち合わせ後に、ワークショップ用の資料の仕分けを行いました。
似ているようで違う資料が沢山あり、分けるのが大変でした。職員さんや、ボランティアの方々が見ただけで種類を分けているので驚きました。私たちは全く違いが分かりませんでした。

明日も頑張ります。

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インターン2日目 ミニサロン本番

こんにちは。ECO-TOPインターン生の伊藤、金子です。
本日(2月25日)は、「生きものミニサロン」を担当しました。テーマは「小さな植物の観察」ということでスギ花粉を集めて観察しました。
昨日から準備を行い、今日の午前は残りの作業をしました。
今日はミニサロンを2回開きました。その写真をどうぞ!

集まってくれるか心配でしたが、常連さんをはじめ途中参加の方々もサロンに参加して下さいました。

スギ花粉を観察し、採取しました。

集めたスギ花粉を顕微鏡で観察しました。

その後に花粉に関するクイズを行いました。

参加者にお土産として缶バッジをプレゼントしました。缶バッジのデザインの決定に悩みました。

1回目は緊張してちょっとバタバタしましたが、2回目は1回目よりうまく出来ました。
30分程度のイベントですが、準備などやることが多く大変でした。イベント企画の難しさを実感しました。

残りの3日間も頑張ります。

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ECO-TOPインターンシップが始まりました!

こんにちは。桜美林大学二年の伊藤と金子です。
本日(2月24日)より5日間エコトッププログラムのインターンシップで博物館に勤務になります。今日は、特別展示室の企画展設営の補助を行いました。博物館の普段見られない所を見ることができました。展示ケースの内側に入って掃除をしたことが印象に残っています。

午後は、明日行う「いきものミニサロン」の準備を行いました。
スギ花粉をテーマに私たちが主体で構成を考えました。実際にデモンストレーションをやってみて、誘導が大変でした。細かいところまで気を配らないといけないと思いました。

作業中、隣で烏骨鶏(うこっけい)の解剖を行っていたり、カラスの骨標本を作製しているのを見学したりしました。
普段見ない作業をしていて博物館のイメージが変わりました。

明日ミニサロン本番なのでがんばります。

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博物館協議会を開催しました。

2月23日、博物館協議会を開催しました。委員の方々に博物館の活動評価などをしていただくためには、まず博物館のことを知っていただかないと・・・ということで、今回の会議の前には、まず館内見学を実施しました。

天体観測室では、三日月形の昼間の金星を見ることができました。
そのあとは、天文展示室に。ここは平成23年に大規模リニューアルを行っています。

次は常設展示室へ。大規模なリニューアルは行っていませんが、市民ボランティアの皆さんとの協働によるミニ展示や一部展示替え、クイズの設置などの工夫を行っていることを紹介しました。

開催中の絵はがき展もご覧いただきました。この絵はがき展は3月19日までは当館で。その後は尾崎咢堂記念館で開催予定です。

そして特別収蔵庫なども見学。

その後の会議では、見学した感想をもとに、意見が活発に交わされました。

いただいたご意見をもとに、今後とも博物館の活動をより良いものにしていきたいと思っています。

 

 

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メジロのフライキャッチ

先週(2月11日)、博物館お隣の樹林地で野鳥の調査を行っていました。
そのとき、ふと上空を見ると、林のてっぺんあたりで小さな鳥が飛び上がっては枝に戻り、という行動を繰り返していました。シルエットからメジロだとすぐにわかったのですが・・

メジロは、枝先の葉の裏や果実をつつきながら採食する鳥で、特にこの時期はツバキの花に頭を突っ込んで蜜を舐めたりしています。それがなぜ林のてっぺんを飛んだりしているのか・・当てずっぽうで写真を撮ってみるとこんなものが写っていました。

ピントが甘くてボケ写真ですが、双翅目(ハエやカのなかま)の昆虫が飛んでいて、それを食べようと飛び上がっていたようです。
通常、こうした虫の捕り方(フライキャッチ)は、ヒタキのなかまの鳥がよくやっていますが、メジロでは初めて見ました。あまり上手に捕っている感じではなくて、しばらく見ていたらスギの枝先に潜り込んでもともとの食べ方に戻っていました。気温が上がって羽化してきたハエのなかまをめざとく見つけてチャレンジしていたのでしょう。
ふと足下のサンショウの枝を見たら、にっこりした顔がありました。

葉が落ちた痕である葉痕に残る、維管束痕です。専門用語にすると味気ないですね。

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「繭うさぎづくり」開催しました!

2月5日(日)、朝から大会議室では市民学芸員さんたちが忙しそうに会場設営しています。

カイコが育っていくようすの写真や模型も並べて、準備万端です。

今日は1年に1回の恒例となった「繭うさぎづくり」の日。スタートの11時前から並んでいる方もいて、大盛況です。

小さなお子さんも、ご年配の方も、楽しそうに作っています。

市民学芸員さんから作り方のアドバイスや、カイコの説明をきいたりしながらの作業です。お母さんも夢中!

かわいい作品を見せてくれました。繭の切れはしで作ったニンジンつき!

こちらもバッチリできました!

今回、繭うさぎづくりに使った繭は、昨年の初夏に博物館で育てたり、市民学芸員さんが育ててくれたカイコの繭です。苦労して育てた繭がこうしてみなさんの手でかわいいお人形に生まれ変わって、大事そうに持ち帰ってくれるのを見ると、育てたかいがあったな、と思います。今年もまた、クワの葉の広がる頃からカイコを育てたいと思います。

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歴史講演会「相模原と近代神奈川」 155人もの幕末・維新ファン集合!

1/29(日)の午後2時から歴史講演会「相模原と近代神奈川」を開催しました。
今回の歴史講演会は、横浜開港、戊辰戦争、近代国家の形成など、日本の近代の幕開けに関する講演で、2017年最初の博物館講演会の幕開けにふさわしい内容でした。

  

幕末・維新期はまさに激動の時代で、歴史ファンの中でも人気のある時代のひとつです。
そのため、今回の講演会にも155人もの幕末・維新ファンが集まりました。予想を上回る来場者で、当初並べていた席を数列追加したほどです。

会場が参加者でいっぱいになりました! 

講師は、明治維新、廃藩置県の研究などが専門の中央大学文学部教授の松尾正人先生で、特に今回は横浜開港や神奈川県の成立などについて詳しくお話していただきました。

今年は江戸時代最後の年 慶応3年(1867)からちょうど150年になります。相模原市域でも横浜開港後に警護のために農民が駆り出されたり、八王子千人同心であった岡本氏が長州征伐に従軍したり、近藤勇が甲州道中を通って勝沼での戦いに赴いたりしています。相模原市域でも、近代の幕開けにむけて様々な影響がありました。

講演後には、熱心な参加者から質問もありました。今後もアンケートなどを参考に歴史講演会の内容を検討していきたいと思いますので、ご期待ください。

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