学びの収穫祭 今年ももりだくさん!

いよいよ今週末に迫った平成28年度学びの収穫祭、今年もたくさんの発表がエントリーされています。その全貌はこちらをごらんください。

口頭発表12本、展示発表25本、総勢18団体による発表会となります。
今日もいくつかの団体の方々が展示発表のポスター印刷や、解説パネルなどの準備に来られていました。
大判プリンターで打ち出しているのは、口頭発表会の看板です。

中学生から大学生、そしてボランティアグループのみなさんによる、さまざまな分野の多岐にわたる発表が目白押しです。
明日の設置準備を待つポスター類です。

どなたでもご参加いただけますので、ぜひお気軽にお越しください。展示発表は各日ともに10時から、口頭発表会は19日(土)が13時30分から、20日(日)が11時からとなります。
(生物担当学芸員 秋山)

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奨励賞をいただきました!

相模原市役所には「事務改善報告・提案制度」という制度があります。これは、各課が日頃の事務について改善したり、新しいアイデアを提案したりすることで、市民サービスの向上などを図っていこうというものです。
博物館でも毎年、事務改善の事例を提出していたのですが、今年度は『奨励賞』をいただくことができました。
その表彰状がこちら。

どんな事務改善かといいますと・・・
地下の大会議室そばにある「講師控室」を、かねてから要望を多く寄せられていた、授乳やおむつ替えに利用していただける部屋「多目的利用室」へと、用途変更したというものです。

部屋の中はこんな感じ。写真にはありませんが水道もあります。

もちろん、今までも1階の女子トイレ内と地階の男子トイレ内におむつ替えをするスペースはありましたが、より充実させることができました。
博物館ご利用時、授乳やおむつ替えの場所が必要な方は、ぜひエントランスの受付のスタッフにお声掛けくださいね。(企画情報班 佐々木)

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紅葉のあしおと

昨日、八王子市の南側、つまり相模原市に近い場所の丘陵地へ行っていました。そこではかなり紅葉が進んでいて、やっぱり八王子は一足早いな、と思いました。

チリメンカエデ(イロハモミジの変種)が見事に色づいています。
ミツバツツジも真っ赤に紅葉していました。

そんなことを感じつつ、今朝出勤途中に博物館お隣の樹林地を歩いていたら・・

こちらもしっかり色づいていました。一足早かったのではなく、気付くタイミングがずれただけのようです。紅葉の足音が早足になってきました。
ところで、同じ樹林地の歩道側を歩くと、こんな風景が見られました。まるで黄色い粉の入った小袋を踏みつぶしたように見えます。

その正体はこちら。ヒマラヤスギの雄花です。

まるで花粉爆弾ですね。しばらく歩道が黄色く染まりそうです。
(生物担当学芸員 秋山)

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歴史講座最終日 愛川町小沢城跡への探訪

10/29(土)から3回にわたって開催した歴史講座-長尾景春の乱とその関連城めぐり-の最終日として、愛川町小沢城跡周辺を愛川町郷土資料館学芸員の山口さんに案内説明をしていただき探訪しました。
小沢城跡は高田橋の対岸にあり、橋を渡った右側が小沢古城、左側が小沢新城といわれています。

高田橋対岸の小沢城。右の山が古城で、真ん中の段丘上が新城。

小沢古城は、伝承によると鎌倉時代はじめの横山党小沢氏の城館と伝えられています。
参加者は古城の一角である諏訪神社に集合し、相模川を見下ろす地形を確認しつつ景色を眺め、その後、「城の内」といわれる中心部や周辺に残る中世の五輪塔、宝篋印塔を見学しました。

      

諏訪神社に集合!これから城めぐり開始!

 

中世石造物をじっくり観察!背後が小沢古城

小沢新城は、今回のテーマである長尾景春の乱の際に登場する城と伝えられており、記録によると文明9年(1477)に1ヶ月余り上杉勢・太田道灌勢の攻撃に耐えた後に落城したとされる段丘上にある堅固な城です。段丘上の城だけに最後の上り坂はまさに心臓破りで、年齢のわりには元気な参加者たちも、城の中心部とされる曲輪(くるわ)に到着した時は、皆息切れ状態でした(汗‘)
     

小沢新城・・・これから心臓破りの城攻めです

 城の中心部・・・約100m四方の郭と土塁が残存

今回のテーマである長尾景春の乱は、15世紀後半に相模原周辺が戦いの舞台として登場するもので、謎の中世相模原の一端を知る貴重な出来事であり、かつ相模原周辺の戦国時代の幕開けとも言える戦乱です。
そして、山吹の里伝説などで知られる太田道灌を一躍有名にしたのも、道灌がこの乱の鎮定に大活躍をしたためとも言えるでしょう。
今回の座学と2回の探訪にて、少しでも相模原の中世史、周辺の城館に関心を持っていただけたら幸いです。

(歴史担当学芸員 木村弘樹)

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今年も学びの収穫祭!!

今年も晩秋恒例の「学びの収穫祭」を11月19日、20日の二日間にわたり開催します。

博物館を拠点に活動するボランティアグループや、学芸員が活動に関わる中学校や高校の部活動、大学の研究室などが日ごろの調査研究の成果を発表します。口頭発表と展示発表の二形式あり、詳しいタイムスケジュールやプログラムはこちらをご覧ください。
写真は昨年の口頭発表会のようすです。

展示発表では活発なディスカッションが行われます。こちらは縄文人によるワークショップです!

今年はこのほかにも昼間の星空観望会など、多様なイベントが用意されています!
どなたでも参加できますので、お気軽にお越しください。
学びの収穫祭は、相模原市立博物館が市民とともに歩む姿を体現するイベントとして定着しています。
市民の力(パワー)が博物館を動かすようすをぜひご覧ください。
(生物担当学芸員 秋山)

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会議の一日

今日の博物館は3つの会議を開催しました。じつは内部の打合せを含めるともっとあるのですが、大きなものをここでご紹介します。
まず、午前中は月例の学芸会議です。学芸業務を中心とした調整検討を行います。博物館の展示教育普及事業から資料収集、調査研究、さらには施設の維持管理に至るまで学芸業務に関わることはすべてこの会議の中から生まれ、検討したうえで企画化され形になっていきます。(内部の会議なので写真はありません・・)
そして午後からは、「相模原市立博物館協議会」(協議会)と「学校と博物館の連携を進める研究会」(学博連)です。委員のみなさんの日程を調整する中でたまたま同じ日程になってしまったのですが、ふだんは別日程で開催しています。
まず、今回の協議会は、学校利用の現場を委員のみなさんに見ていただきました。常設展示室での展示解説風景です。

学習指導員の熟練の話術に委員のみなさんも引き込まれていました。退職された小学校の校長先生ですよ、と説明するとみなさん「さすが!」とご納得のようすでした。学習資料展では、学校だけではなく、デイサービスで訪れたみなさんと生徒さん達が一緒になっての観覧風景が印象的だったようです。

このあと小会議室で、博物館の活動評価のあり方について検討が行われました。博物館活動の実際をご覧になられた直後だけに、具体的で活発な議論が行われました。

続いて「学博連」では小中学校から選ばれた先生方による、学校と博物館のより深い連携についての検討が行われています。今日は自然系の収蔵庫をご覧いただき、学校への貸し出しキットの可能性について考えていただきました。こちらは動植物資料収蔵庫です。

動物の剥製や骨格などはやはりたくさんの情報が内在されていて、学習を深化させるネタの宝庫です。「草食獣と肉(雑)食獣のたくさんの頭骨を揃えて、学校教材としてキット化したい」といった声があり、今後の展開がとても楽しみです。地質資料収蔵庫では、岩石資料や地層の剥ぎ取り標本が紹介されました。特に剥ぎ取り標本は、学校の場所によって実際の現場観察が難しいところが多いため、標本の活用はとても魅力的です。

収蔵庫から実習実験室へ戻り、今後の貸し出しキット開発の可能性などについて議論しました。

掛け持ちで出席したり、視察対応したりした職員もいて、会議三昧の一日となりました。
(生物担当学芸員 秋山)

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陰影の濃い季節

秋もすっかり深まり、冬型の気圧配置におおわれた今日(11月9日)は快晴のお天気に恵まれました。この時期フィールドへ出ると、陰影の濃さにハッとさせられることがあります。木々などにまだ鮮やかな色が残っているのに、太陽がだいぶ傾いてきているからでしょうか。
相模原植物調査会のみなさんと『神奈川県植物誌』に向けた恒例の標本採集調査へ出かけてきました。緑区和田峠近くの登山道沿いで実っていたマルバノホロシの果実です。

さらに、暗いスギ植林内のわずかなギャップで輝いていたコシアブラです。

絶滅危惧種の生息状況を確認しておこうと別の林道へも行ったのですが、スギの隙間から見えた富士山はすっかり雪化粧をしていました。

この時期の日だまりによく似合うキクタニギクは満開でした。

林道から見上げたヌルデの紅葉と青空のコントラストが強烈でした。

新しい『神奈川県植物誌』へ向けた調査も大詰めです。今日も調査会のみなさんと、チェックリストを確認しながら植物を採集して回りました。

林道の日だまりに冬眠前のヘビが日向ぼっこしていないかと探したのですが、見当たらずとても残念でした。もうさすがに落ち葉の下でじっとしているのでしょうか。風の冷たさにも秋の終わりが感じられ、雪がつく前にやっておくべきことは??と考えながら登山道を下りてきました。
(生物担当学芸員 秋山)

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東林中学校 職場体験 寄贈資料のカード作り&黒曜石矢じり作り

今日から東林中学校の2年生が職場体験に来ており、午後寄贈いただいた資料の資料カード作りと、黒曜石による矢じり作りを体験してもらいました。

前半1時間は、ワサビ栽培用の農具や京王線開業時の切符などのほか、戦時中の資料などにも触れてもらいました。これらの資料を通して、相模原の歴史を少しでも理解してもらえたら幸いです。

資料の大きさ、形状などを記録しています

また、後半1時間は黒曜石での矢じり作りを体験してもらいました。体験学習用にうすく割った黒曜石を矢じりの形に整えてもらったのですが、なかなか悪戦苦闘していました。私自身も素手で黒曜石を扱って少し出血してしまい、天然のガラス質である黒曜石の鋭さを身をもって伝えてしまいました(笑)黒曜石に触れ、縄文人の弓矢による狩猟生活などを実感してもらえたのではないでしょうか。

黒曜石に悪戦苦闘中!

何とか完成・・・成果を自ら撮影

今回は、博物館における資料収集・保存業務と、矢じり作りという教育普及活動の一例を体験してもらいました。職場体験を通して、博物館や相模原のことをもっと知ってもらい、郷土への愛着を深めてもらうきっかけになれば幸いです。

(歴史担当学芸員 木村弘樹)

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オンリーワンのホタルのはなし

今日は市内にある県立上溝南高校1年生に向けて、「生物多様性からみたホタルと相模川~田名望地のホタルはオンリーワン!」と題してお話をしてきました。当然ながら1人で行って話してきたのと、広い体育館の中で室内を暗くしていたため、写真はありません。
代わりに、講演で使った写真を。望地段丘崖です。

まずはじめに、「望地」の地名を読める人は?と質問をしました。数人手があがり、ちゃんと「もうち」と答えてくれました。望地から通ってきているそうです。そして次に「野生のホタルを見たことがある人は?」と尋ねると、1割もいませんでした。これはお話する甲斐があります。

ホタルの基礎的な生態や生息環境である相模原の河岸段丘などの内容を交え、さらに一番重要なこととして、生物多様性の観点で見ると望地のゲンジボタルがいかに重要なのかがわかる、というお話をしました。
40分の中に大学の基礎生物学レベルの内容も含んでいたので、ちょっと理解しきれない部分もあったと思います。しかし、上溝南高校で毎年実施しているという望地のホタル観察会に来年行った生徒さんが、「オンリーワンとか言ってたなあ・・」と思い出してくれればよいなと思います。

ところで余談ですが、この講義に向けて高校から出して頂いた派遣依頼文書という事務文書の差出人名である校長先生のお名前を見て驚きました。自分が高校時代に新任でいらした先生でした。直接受け持たれたわけではなかったのですが覚えていてくださり、昔話に花が咲きました。帰りがけに「秋山君、早口すぎるよ!」とピシッとご指導を受けたのも、先生の教育者としての愛情を感じて、なんだかとても嬉しい気持ちになりました。
(生物担当学芸員 秋山)

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類は友を呼ぶ

この週末は相模原近隣の大学の多くが大学祭でした。
JR橋本駅から最寄りの多摩美術大学も、「芸術祭」として大学祭を開催していました。芸術系の大学は、大学祭がガチンコの表現の場なので、隅々に至るまで真剣勝負です。私もそんな雰囲気が大好きで毎年訪れています。
そんな中でもちょっと静かな講義室棟の一室へと足を伸ばすと・・

骨骨展!
なんだか見覚えのある雰囲気です!
そう、ここは当館の相模原動物標本クラブにも参加してくれている美大生たちが主催するサークルの展示です。

芸術学を扱う中で、解剖学や骨格に関する素養は必須です。特にそうした分野に目覚めてしまった学生さんが活動するサークルなので、博物館と親和性が高いのは必然かもしれません。類は友を呼ぶのか、動物標本クラブもいつの間にかこうした学生さんたちともつながっていました。
さまざまな骨グッズも充実していて、小さいながらとても楽しい展示空間でした!
(生物担当学芸員 秋山)

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