JAXAでワクワクの説明会

今朝は予報どおりだったとはいえ、突然の大雪に驚きました。そんな中、博物館は月曜日なので休館でしたが、お向かいのJAXAでちょっとワクワクする説明会が開かれました。

「新展示施設に関する説明会」です。JAXA相模原キャンパスに新しい展示施設と実験施設が建設されることになり、関係者向けの説明会が行われたのです。
相模原市、近隣の市民のみなさん、展示映像関係の方など、JAXAの会議場にはコンディションの悪い中たくさんの関係者が集まりました。

博物館からも佐藤館長が新展示施設と博物館の連携についてプレゼンテーションしました。

まだ具体的な内容などは決まっていませんが、それだけに、会場からもそれぞれの立場から夢や希望が語られ、今後の展開に大いに期待が持てそうです。
オープンは平成29年度の予定です。博物館の役割、機能を生かしてガッチリ連携していきたいと思います。
(生物担当学芸員 秋山)

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今日もチャレンジ体験、紙芝居!

今日は学習資料展の関連イベントである「チャレンジ体験コーナー」開設日でした。博物館のさまざまな教育普及事業を手がけるボランティアの市民学芸員のみなさんが企画、運営するイベントです。定番となっている紙芝居も

お子さんたちの集中ぶりを見ると、紙芝居というメディアのパワーを感じます。

身近な材料で楽しめる昔ながらの遊びや石臼ひきなど、いろいろなコーナーが容易されています。昨秋、実りの良かったどんぐりを使ったやじろべえもお目見えしています(ご好評いただき今回、材料が底をついてしまいましたが・・)。

学習資料展に合わせて10月から実施してきたチャレンジ体験コーナーも、残すところ1月31日(日)、2月14日(日)、28日(日)のあと3回です。まだ“体験”されていない方は、ぜひおいでください。時間は11時から16時半です。
(生物担当学芸員 秋山)

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鳥の剥製さわさわ

今日午後、開館20周年記念展のピンポイント展示解説として生物分野の解説を行いました。
動植物資料収蔵庫所蔵のフクロウの剥製にちなみ、展示ケースよりもっと間近に見られるよう収蔵庫から2点の剥製を運び出してきました。

展示されているフクロウと同じなかまのコミミズクと、タカのなかまのトビです。じっくりと見ていただいているのは足指や翼の羽。さらに虫めがねでその風切羽の外縁を見ていただきました。
バイオミメトリ(生物模倣技術)の代表例として紹介されることの多いフクロウ類のセレーション構造(ギザギザ構造)です。

下はトビの風切羽の外縁です。ギザギザはありません。

せっかくなので、ほかのいろいろな部位もさわってみます。嘴や爪の鋭さも実感。

フクロウ類の羽のやわらかさも手で確かめていただき、みなさん思わぬさわり心地に驚いていました。
標本の持つ情報量の多さを実感していただけたようです。
(生物担当学芸員 秋山)

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展示見学

秋から冬にかけて、平日の博物館はほぼ毎日、市内の小学校が見学に訪れます。今日は緑区から串川小、青野原小、青根小、津久井中央小、鳥屋小がプラネタリウムの観覧と展示の見学に訪れてくれました。
プラネタリウムの学習投影のあと、各学校ごとに展示見学です。学習指導員から常設展示の解説を受けているのは鳥屋小4年生のみなさん。

じつは鳥屋小4年生担任の本多先生は、博物館が設置している「学校と博物館の連携を進める研究会」の委員のお一人で、現在開催中の学習資料展の生物コーナーを一緒につくってくれました。その展示の前で、学芸員からも解説を受けます。

みなさん、博物館で昨夏に育てたカイコをお裾分けしてそだてていただいたので、カイコにはなじみがあります。それでもカイコに関するクイズパネルには知らないことがたくさんあったようで、興味深そうに見学してくれました。

一番遠い青野小はバスで片道1時間半以上かかるでしょうか。博物館から距離のある学校が多く、ふだん博物館を気軽に利用できるわけではありません。それだけに、みなさんとても熱心に学習してくれたようです。
(生物担当学芸員 秋山)

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霜の景色

今朝はぐっと冷え込んで寒い朝でした。博物館お隣の樹林地も、日が当たる前の場所は一面白く、霜の薄化粧をしていました。

霜柱も立っていました。

天気予報などで紹介される「初霜」は各地の気象台の観測場所を基準にしているので、狭い地域の初霜とはズレることがあります。今季、東京では1月8日に観測されました(例年、東京では12月20日前後)。でも、博物館のまわりの地面がこれほどはっきりと霜に被われたのはこの冬初めてではないでしょうか。博物館のまわりの初霜と言えるかもしれません。

霜は、気温が低ければ必ず降りるものではありません。空気中の水蒸気(気体)が地面の土や落ち葉などに触れて氷に昇華する現象なので、最低気温が4度以下になることは第一条件ですが、朝、風が無い状態になることも大切です。風で空気がかき混ぜられると昇華するのに足りる湿度が確保できないためです。

まあそんなことはともかく、落ち葉がもう一度、渋くはかなく輝く霜の景色、美しいですね。
(生物担当学芸員 秋山)

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地面に咲く薔薇

この時期に博物館お隣の樹林地を歩いていると、地面に薔薇の花が咲いていることがあります。

もちろんこれは薔薇ではなくて、ほとんどは崩れてこんなふうに散らばっています。

正体は、松ぼっくり(松かさ=球果)でした。その親はこちらです。

ヒマラヤスギです。明治初期に園芸用に導入された木で、公園などにもよく植栽されています。スギと名前にありますが、松ぼっくりができることからもわかるように、マツのなかまです。
春先にはこんなかわいらしい芽生えがたくさん見られます(大きく育つことはありませんが)。

松ぼっくりが崩れて散らばったのは鱗片です。一枚を拾ってみたら、人の顔に見えなくもない・・

いろいろと楽しい木です。
(生物担当学芸員 秋山)

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冬のツバメ

今日、南区下溝の相模原沈殿池に行くと、上空をツバメが飛んでいました。

関東では春の使者とも言われるツバメですが、じつは県内でも沿岸部などでは結構な数のツバメが越冬します。相模原ではちょっと珍しい光景ですが、沈殿池のあたりは冬でもユスリカなどがかなり発生しているので、食べ物には困らないのでしょう。
近くの畑ではハクセキレイが地上で食べ物探し。

この鳥はこちらがじっとしていると、ずんずん近くまで寄ってきます。日当たりのよい場所に咲いているホトケノザをつついて何か食べていました。何を食べているのかはわかりませんでした。

ホトケノザは春に目立つので春の花のようにも思えますが、じつはほぼ一年中咲く花です。
季節感のない写真だけでもつまらないので、マグワの枝にぶら下がっていたクワコの繭の跡を。

カイコの原種と言われるクワコは、クワの葉裏などに繭を作ること多いのですが、なぜかこのように、葉がすっかり落ちた後に繭の殻がよく枝にぶら下がっています。
なんとなく、雲の多い寒空に似合う光景でした。
(生物担当学芸員 秋山)

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本日から通常開館

博物館は本日、1月5日から通常開館となっています。晴天の穏やかな仕事始めとなっております。

さて、今年は干支が申(さる)ということで、あちらこちらにニホンザルの画像が見られます。
あまのじゃくを自認する身としては、それならばということで植物の名前の中のサルで仕事始めを飾りたいと思います。
まずは、サルトリイバラ。晩秋に真っ赤な果実をつけます。別名サンキライ。東日本の柏餅は、西日本の一部ではさんきらい餅になり、この葉でお餅を巻きます。

続いて、山に実るキウイフルーツ、サルナシです。果実の写真が見当たらず、こちらは花です。

ちなみにサルナシのつるはこんなに太くなります。らせんに巻いた巨木のサルナシ、生命力を感じますね。

もうひとつ、地衣類のサルオガセ。

うーん、暗くてよくわかりませんね。山の木の枝に垂れ下がるとろろ昆布みたいなアレです。
しかしなんだか季節感も無く、今ひとつですね。やっぱり・・

ニホンザルさんにご登場いただきました。
本年もよろしくお願いいたします。
(生物担当学芸員 秋山)

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カキとピラカンサ

ご近所の庭木にとまるムクドリの嘴がなんだか太いな、と思いました。

よく見たら、熟れたまま枝に残っていたカキの果実をついばんでいたのでした。

これはごちそうだろうとしばらく見ていたのですが、ちょっと不思議なことに気付きました。
どちらかというと、5羽以上のムクドリが夢中になって食べていたのは、隣に実るピラカンサ(トキワサンザシ)だったのです。

ギャーギャー大騒ぎしながら争うように食べています。ピラカンサは中国原産の園芸木で、このブログでも「鳥にあまり好まれない果実」と紹介しています。事実、残る年は早春まで真っ赤な果実が枝に残ります。
ところが、あるとき突然この果実が食べ尽くされることがあります。
ピラカンサの果実は小さな種子がびっしり詰まっていて栄養価が低く、おまけに青酸配糖体を含むため有毒です。そんな果実を競って食べるというのがよくわかりません。食糧難の折ならともかく、すぐ隣に栄養価満点のカキが熟しているのにです。
ヒヨドリも、公園などに植栽されているユズリハの葉(有毒)をむさぼるように食べることが知られています。この葉はほとんど消化されずにフンとして出てしまうのですが、これを食べる理由はいまだ不明です。ムクドリがピラカンサを食べる「理由」があるのか、興味深いところです。
(生物担当学芸員 秋山)

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元日

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
博物館は1月4日まで休館となりますが、この職員ブログはいつもどおりです。
今日は相模湾で野鳥を観察しました。海に出る前にカワセミに出会いました。これはさい先よいですね。

港湾に行くと、昨年もカイツブリの当たり年だった続きか、カンムリカイツブリが5羽ほどいました。ふだんははるか遠くに見ることが多いのですが、さすが港湾、間近で見られます。

スマートな印象のカイツブリですが、顔を正面から見るとなかなかファンキーです。

ユリカモメがチャポンと飛び込んだと思ったら小さな魚を捕らえていました。

野生動物は通常営業。なんだかほっとしました。
(生物担当学芸員 秋山)

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