兵庫で研修

今日は兵庫県立人と自然の博物館(ひとはく)で「自然史標本情報の発信に関する研究会 フリーソフト「R」を使った自然史情報の統計処理入門」というタイトルの研修会があり参加しました。

いかめしいタイトルですが、膨大な自然史標本データを扱ううえで膨大な無料パッケージプログラムが公開されている統計処理ソフトのRの活用は大きな可能性を広げてくれます。
統計学のエキスパートによる研修は、大学の統計学の半期分の講義に相当するような高度なものでした。正直、後半は用語を理解するだけで精一杯でしたが、生物学に必要な統計の世界を概観できる得がたい機会となりました。
研修の後は、ひとはくの収蔵システムと収蔵庫の見学です。

それぞれの現場でさまざまな苦労を背負っている人たちなので、まなざしも真剣です。
そして、学芸員にとって他館の収蔵庫はまさしくお宝のデパートです。

いくらでも時間をつぶせますが、そうもいかないので自制心を働かせて終了。
このあとも、普段なかなか交流する機会の無い同業者のみなさんと親交を深めました。
明日からの仕事の財産を蓄えることができました。
(生物担当学芸員 秋山)

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砂を顕微鏡で見てみよう

今日は実習実験室で「砂を顕微鏡で見てみよう」を開催しました.
ボランティアとして相模原地質研究会と相模原青陵高校地球惑星科学部の皆さんにご協力いただきました.

日本各地の砂やサハラ砂漠の砂,南極の砂など,32か所の砂を顕微鏡で観察しました.

中には32種類の砂を全部メモを取って観察している子もいました.もう立派な科学者ですね.

鳴り砂の体験もできました.

お子さんだけでなく,大人の方にも楽しんでいきました.

お土産に実物入りの砂カードを作りました.

今日は約220人の方に来ていただきました.全種類,観察された方が多かったです.
たくさんの方に楽しんでいただけたようです.

お手伝いいただいた相模原地質研究会と相模原青陵高校地球惑星科学部の皆さん,どうもありがとうございました.

(地質担当学芸員 河尻)

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繭うさぎづくり

今日の博物館はいろいろなイベントで大賑わいでしたが、その一つ、繭うさぎづくりが地階の大会議室で行われました。

市民学芸員のみなさんによる手ほどきでたくさんの方がチャレンジしてくれました。
自慢の作品と記念写真!

中身も欲しい!とからからに乾いた蛹もお持ち帰り!

カイコの一生の写真パネルも展示しました。

今日使用した繭は、すべて昨年の初夏に博物館で育てたものです。こうしてみなさんがよろこんで工作してくれると、一所懸命育てたかいがあります。今年もまた、来年の繭うさぎづくりのためにたくさんカイコを育てたいと思います!
(生物担当学芸員 秋山)

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「火山灰コレクション」「大地のつくりと変化」展示解説

今日は,開館20周年記念展と学習資料展の地質分野の展示解説を行いました.

最初に,開館20周年記念展で展示されている「火山灰コレクション」の解説から始めました.
火山灰ごとに特徴が異なることを見ていただき,各地の地層に含まれている火山灰は,いつ頃どれくらいの規模の噴火があったかを知る手がかりになることを説明しました.

次に学習資料展の解説を行いました.
地質分野は小学校6年生で学習する「大地のつくりと変化」の単元を中心とした資料が展示してあります.
今日は小学生向けに,学習資料展を詳しく解説しました.

参加されたお子さんはまだ小学6年生にはなっていませんでしたが,最後まで熱心に聞いていただきました.
6年生になった時に,今日見た展示のことを思い出してもらえると,うれしいですね.

(地質担当学芸員 河尻)

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飛ばしてみた!ミニサロン

昨日の予告どおり、今日の生きもの大好きミニサロンは風に乗って飛ぶ植物のタネを観察しました。

ニワウルシの果実(上の写真)は、高速でくるくると回転しながら落ちていきます。
トウカエデの果実は、種子を軸にヘリコプターのローターのように回りながら落下します。そのしくみを紙やクリップ、ホチキスなどを使って作ってみました。

高いところから落としてみようと、肩車で実験!

さらに、締めくくりの実験はおなじみのタンポポのタネ。形はだいぶ違いますが、浮力を使って風に乗るしくみは同じということで、こんな落下傘を作りました。

素材はティッシュペーパー1組。のりもホチキスも、ハサミも使いません。当館オリジナルの落下傘モデルです。

こうして体験してみると、紙の折り方やちょっとしたズレでうまく回転しなかったりして、自然のカタチがいかに工夫されているかがわかります。
そして、そもそもなぜこんな風にタネを飛ばさなくてはいけないの?というおはなしをしながら、ミニサロンを締めくくりました。
次回は2月27日(土)12時からです!
(生物担当学芸員 秋山)

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明日のミニサロンは・・飛ばします!

明日は毎月第四土曜日恒例の生きもの大好きミニサロンの日です。
でも、予報では雪かも! ということで、室内で実施します。こんな植物の・・

モデルをつくってみます。これは、ウリカエデの雌花です。
手元にウリカエデの果実の標本が無かったので、お隣の樹林地からトウカエデの果実を拾ってきました。

果実についた翼は、まさしく落下に際して風に乗り、果実を遠くへ運ぶしくみです。
この果実のモデルを、紙とゼムクリップで作ってみたいと思います。
ほかにも、ニワウルシの果実です。

これをモデル化したのがこちらです。

ただ紙をホチキスで止めただけのように見えます。
はたしてこんなものが飛ぶのでしょうか?結果は明日のミニサロンにご期待ください!
12時から12時30分まで、どなたでもご参加いただけます!
(生物担当学芸員 秋山)

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「砂を顕微鏡で見てみよう」準備作業

今週の日曜日と本日,ボランティアグループの相模原地質研究会の協力で,1月24日に開催のイベント「砂を顕微鏡で見てみよう」の準備作業を行いました.

既製のプラスチックケースに鉱物岩石用のスライドグラスを用いて細工をし,砂を顕微鏡で観察するためのケースを作成しました.

「砂を顕微鏡で見てみよう」は1月24日(日)に開催します.

日本各地の砂を顕微鏡で観察することができます。星砂を見ることもできます.日本の砂だけでなく,サハラ砂漠の砂や南極の砂も見ることができます.

時間:午前10時から午後4時まで

場所:相模原市立博物館2階 実習実験室

参加費:無料.どなたでもご参加いただけます.

ご希望の方は直接,会場へお越しください.

(地質担当学芸員 河尻)

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大寒の雪形

今日は二十四節気の大寒(だいかん)です。節気にふさわしくぴりりと冷たい朝、相模川の河原へカワラノギクの種子を採りに行ってきました。と、その前によく晴れて空気も澄んでいたので、丹沢の雪形の見える場所へ行って撮影してみました。

右のピークが蛭ヶ岳(1673m)です。その左側、鬼ヶ岩の頭付近の北面に白く出ているのが丹沢の雪形「駆け上がる白馬」です。左上に向かって白馬が駆け上がるように見えるでしょうか。北アルプスなどで見られる雪形の多くが雪のついていない面が抜ける「ネガ」であるのに対して、丹沢のこの雪形は雪がついている面が浮かび上がる「ポジ」です。そのしかけは伐採地という味気ないものではあるのですが、それでも美しい雪形です。
さて、カワラノギクのタネは・・

ぼんぼりのような果実の綿毛がたくさんできていました。タネを採るのは、春に苗を育てるためと、遺伝資源としての継代保存のためです。
まわりで冬鳥がたくさん飛び回っていました。中でも突出してたくさん見られたのがカシラダカです。

ヨシ原やオギ原に大きな群れが入っていて、ざっと見渡す中に数百羽、数十羽単位であちこち動き回っていたので、周辺の群を合わせるとおそらく1000羽近くはいたと思われます。これほど大きな群れは珍しい!
カシラダカに圧倒されつつ、ジョウビタキなどほかの冬鳥も静かに冬越しをしていました。

これから冬鳥もダイナミックに動き出しそうな雰囲気を感じ取りました。バードウォッチングの楽しい季節が続きます。
(生物担当学芸員 秋山)

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澄んだ空

冬晴れの一日、並雲が上空の強い風に乗ってめまぐるしく動き、一日中見事に澄んだ青空が広がりました。

夕刻、丹沢山塊に落日。

反対側の空には半月と天体観測ドームとJAXA。

外に出たくてうずうずしっぱなしの、でも会議やら事務仕事やらで終わってしまった一日でした。
(生物担当学芸員 秋山)

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雪かきフルスロットル

雪と雨の一日が明けて、今朝はあちらこちらに氷のきしむ音が響いていました。お隣の樹林地も青い影がきれいに伸びています。

昨日が休館日だったため、博物館では雪かきが今日の朝イチ仕事でした。

しかも今は学校などの団体利用がピークのシーズンです。大型バスの出入りが多いため、9時半のオープンに間に合わせようととにかく大型車駐車場を職員総出で雪かきします。
明日の筋肉痛や腰痛のことはとりあえず考えないようにしながらせっせとかいたので、なんとか間に合いました!

予定の時間どおりに無事、団体のお客様をお迎えできました!

さて、職員は一息つく間もなく、こんどはすぐにバックヤードの点検です。積雪の被害は思わぬ箇所に出ることがあります。
ひととおりの持ち場を見回って机に戻ったら、なんだかどっと疲れが出てきました。多雪地のご苦労をしばし考えながら一休みして仕事に戻りました。
(生物担当学芸員 秋山)

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