3月25日、水曜日。晴れ。
今日も相模原市緑区名倉へ調査に出かけました.
沢の最上流部は露頭がないので、露頭を求めて急斜面を登りました。

登るのはいいのですが、この急斜面を下るのは危険なので、そのまま斜面を登り尾根に出ました。尾根伝いに行けばハイキングコースに出られるので、帰りはハイキングコースを利用して戻りました。
暑くもなく寒くもなく、野外調査にはちょうどいい季節ですね。
(地質担当学芸員 河尻)
1階エントランスの正面に本日、木製の展示パネル台が登場しました。
博物館の展示器具類では、こうした木製で表面加工のしていないものはちょっと珍しいですね。じつはこれ、使われている材がすべて津久井産材なのです。緑区津久井地域で育ったスギを使用しています。
顔を近づけると、ほのかにスギ材の良い香りがします。
季節と共に移ろう中庭の自然についてスポット的に解説パネルを設置していこうと考えています。
なお、この展示器具は製作費の一部に「暮らし潤いさがみはら寄附金」を充てています。
(生物担当学芸員 秋山)
先日、中庭のヤブレガサの芽生えをお伝えしましたが、今日見てみると・・・
しっかりと毛むくじゃらの芽が伸びてきています。まるで雪男!
近くには展葉しはじめた葉もあります。
春の足の速さには改めて驚かされます。
前庭のコブシはもう上の方からどんどん咲いています。手が届くところのつぼみはこれから開くところです。
街路樹ではコブシもハクモクレンも満開のところがありますね。自然を相手に仕事をしていると、春は焦るばかりで落ち着かない季節です。
(生物担当学芸員 秋山)
今日はいろいろなイベントが折り重なって駐車場は常にたくさんの車が出入りしています。そんな中、職員から「駐車場の木にオレンジ色のヘンなものがついている」と連絡がありました。さては・・と見に行くと
やっぱり!暖かくなってきたこの時期によく見られるもので、木の切り株や虫に開けられた穴などを中心に広がります。写真の木はミズキで、わりと最近剪定したものです。ミズキはその名のとおり、枝を剪定したりすると、地中から吸い上げた水分が切り口からしたたり落ちるほど水気の多い木です。その水の中には糖分などが含まれるため、カビや酵母などのエサとなります。こうして白く泡のようになったものが、いわゆる「樹液酵母」です。しかし、問題の木にとりついているものはすでに蛍光色とも言えるようなオレンジ色です。
しかも、水滴の流れ落ちる部分に沿ってヒダ状のものが発達しています。これはスライム・フラックスというそうで、言わば樹液のカビです。したたり落ちた水滴も同じようなコロニーを形成しています。
自然林などでもよく見られる現象ですが、色が色だけにちょっと異様ですね。
(生物担当学芸員 秋山)
予報も良くありませんでしたが、最終回は残念ながら曇りとなってしまい、「星空観望」はできませんでした。それにも関わらず、97名のお客様がお越し下さいました。「星空観望」は実施できませんでしたが、その代わりに、プラネタリウム内で、「星空案内」と、「観望天体の話」を行いました。

その後は希望者のみで、天気が良ければ使う予定であった、天体観測室の口径40cmの大型望遠鏡の見学を行いました。初めて見る方は、その大きさや、普段は見られない望遠鏡の中などをのぞけて、楽しめたのではないでしょうか?

本日の「星空観望会」をもって、本年度は全て終了となりました。
残念ながら、天気の良くない日もありましたが、お蔭様を持ちまして、大きな事故も無く、無事に終了することができました。
来年度は、4月10日(金)が、最初の「星空観望会」となります。平成27年度は全て、「事前申込制」となりますのでご注意下さい。また、4月4日(土)には、「皆既月食を見よう」も開催します。詳細については、下記をご覧下さい。
皆既月食を見よう
皆様のお越しをお待ちしております。(学芸班 有田)
昨日の調査の時に見たイイお顔!
まずは、ニホンカナヘビ。
まだ冬眠から覚めて間もない若い個体です。暖かかったとは言え、彼らにとって活発に動くにはまだ寒かったのでしょう。じっくり写真を撮らせてくれました。それにしても、寝起きとは思えないくらい顔つきがきりっとしていますね。
そしてもう一つ、シラキの葉痕です。
間もなく頭の冬芽が芽吹くと、このお顔は新しい葉の陰に隠れてしまいます。
こんな写真が撮れるのも、早春ならではですね。
(生物担当学芸員 秋山)
天体観測室に上がる階段。中二階の踊り場からふと外を見ると、小さなクモが網を張って鎮座していました。

水槽の上野あたりにクモが小さく写っています(この写真では見えないほど小さいです)。ちなに見この水槽の中にはジョロウグモの卵があります。
まだ本格的に春でもないし、冬でも時々みられるナカムラオニグモであろう、と思いつつ、まあブログにでも書くか、とカメラを持って近づくと、「??」なんか模様が違う。

写真に撮ってびっくり。あれ?メガネドヨウグモじゃないですか?
水辺のクモとばかり思っていたので、なぜこんな建物の、しかも中二階の窓なんかに造網しているのか、謎。
まあ、いるんだから仕方がありません。ちょっと面白い事例として心に留めておくことにします。ひょっとしてこれからも水辺っぽい生き物が他にも見つかるんじゃないかと密かに期待しつつ…(学芸班 木村)
この季節、ただ歩いているだけで、春に遭遇します。今日は緑区某所へ、来年度から本格的に始まるやもしれない絶滅危惧植物の保全研究の現場へ、下見と地主さんへのご挨拶に出かけました。展示の準備など日程的にちょっときつかったのですが、無理をして出たかいがありました。
チョウジザクラが満開。低地の植栽のサクラよりも一足早く咲く可憐な花です。
そして、キクザキイチゲも咲き始めていました。早春植物のトップバッターですね。
まだ咲いていないと思っていたオカオグルマも。
少し足をのばした休耕田には、ヤマアカガエルの卵塊やオタマジャクシがわんさかいました。まだゼリーにしがみついて離れたくなさそうなふ化直後のオタマです。
尾芽胚期(いわゆるダルマ胚)の卵も。産卵から4、5日程度でしょうか。水温がまだ冷たいので、これでもゆっくりな方ですが、わずかな期間で尾芽胚期、オタマジャクシへと成長します。生命の神秘ですね。
まだまだ春を見つけてきたのですが、載せきれないのでまた後日・・。
(生物担当学芸員 秋山)
今日の午後、博物館のエントランスにはたくさんの高校生が集まっていました。
博物館から一番近い高校である、県立弥栄高校理数科1年生のみなさんです。
弥栄高校理数科といえば昨年の「学びの収穫祭」では展示発表で大活躍してくれました。先輩たちに続いて今年もがんばってくださいと、お願いしました。
ひととおり観覧したあと、さがぽんが何頭か・・・ちょっと照れてますが
こちらは静かにノリのよいさがぽんシッポつき。
こんなに近いので、これからもぜひ気軽にたくさん利用していただきたいですね。
(生物担当学芸員 秋山)
博物館の中庭へ久しぶりに出てみました。
出足の早い冬芽が芽吹きかけています。ミヤマガマズミの花芽と葉芽です。
こちらも、花芽発見!カザグルマはどんどんとつるを伸ばしていました。
足下では、フッキソウがたくさん花を付けています。
今年は見落としませんでした。ヤブレガサの芽生えです。去年は気付いたらもう葉が展葉していて、妙に悔しかったのを思い出します。これから雪男のような毛むくじゃらの葉芽がニョキニョキと出てくるはずです。
日常の中にあるこうした静かな季節の動きほど見落としがちなので、また気をつけて見ていきたいと思います。
(生物担当学芸員 秋山)