6月29日、ビーバースカウト(ボーイスカウトの最年少組)の皆さんと生きものの観察を行いました。
博物館と周辺の樹林地を舞台に、1時間半にわたり、昆虫を中心としたいろいろな生き物を観察しました。

観察瓶に虫を入れてじっくり…
30度を超える暑さの中でしたが、様々な昆虫を見ることができ、充実した時間となったと思います。
まずは、博物館の駐車場のクワにいたクワコの幼虫。

クワコの幼虫
お次は、オオヒラタシデムシという昆虫です。

オオヒラタシデムシ。背中の赤いものがダニ。
ルーペで観察すると…「小さな虫がいる!」と声が上がりました。
よく見ると、背中に赤いダニがついていました!このダニは人に危害を与えるものであはありません。ビーバースカウトの皆さんの観察眼に脱帽です。
観察会のプログラムを終えてひとりで博物館へ戻る道すがら、ふとアケビをみると、アケビコノハという蛾の幼虫がいました。

アケビコノハの幼虫
アケビコノハの幼虫については、過去のブログでも紹介しています。
かっこいいイモムシなので嬉しい出会いでしたが、観察会本番で皆さんと観察できればもっとよかったのに…と、少し残念な気持ちにもなりました。
(動物担当学芸員)