現在開催中の企画展「相模原市立博物館 30年の歩みを未来へ」の見どころを紹介する連載記事、四回目の今回は、「博物館の今とこれから」コーナーを取り上げます。
~これまでの連載記事~
【企画展コーナー解説①】相模原市立博物館のこれまで
【企画展コーナー解説②】博物館資料を一挙に紹介!
【企画展コーナー解説③】博物館の役割を紹介!
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「博物館の今とこれから」コーナー
こちらのコーナーは、博物館の現状と課題を見つめなおし、そして、将来どんな博物館になったらいいかを皆さまと考えることをテーマにしてます。
30周年の今年は、プラネタリウムのリニューアルがついに実現し、当館にとって記念すべき1年になりました。

ニューアルしたプラネタリウム
一方で、ここから先の未来に向けて、当館にはまだ解決すべき課題があります。
そのうちのひとつが収蔵庫問題です。
当館では、資料を収集するための収蔵庫が満床になりつつあります。
次の写真は開館前の収蔵庫を写したものです。

特別収蔵庫(開館前)
次に、現在の収蔵庫。

特別収蔵庫(現在)
いかがでしょうか。資料がびっしりと保管されているのが見てとれると思います。
これは、当館の資料収集活動の成果の表れともいえます。
資料の収集にあたっては、必要な資料をきちんと選別したり棚を増設したりと努力を重ねていますが、それでも、30年の年月で徐々に収蔵庫が埋まりつつあるのが現状です。
さて、当コーナーでは、こうした現状を紹介したのち、来館された方にメッセージを書いていただくスペースを設けています。
次の30年に向けて、博物館に期待することをぜひお書きください!

たくさんのメッセージを寄せていただいています!
これをもって、企画展のコーナー紹介の連載は終了です。
今後、各分野イチ押しの展示資料をそれぞれの担当学芸員からご紹介予定です。お楽しみに!
(動物担当学芸員)