8月8日に「いろいろな砂を顕微鏡で見てみよう」を開催しました。
ボランティアとして相模原地質研究会のメンバーと相模原弥栄高校の生徒さんにご協力いただきました。また、地質分野の博物館実習生も実習の一環でスタッフとして参加しました。
博物館のエントランスの案内看板は実習生たちが素敵なものを書いてくれました。
地元の相模原や神奈川県の砂をはじめ、北海道から沖縄までの日本各地の砂や、サハラ砂漠の砂、南極の砂など、海外も含めて32か所の砂を顕微鏡で観察しました。
砂を顕微鏡で見ると、肉眼で見るのとは全く違った世界が広がっています。実際に顕微鏡を覗くとこんな感じです。南極の砂は赤いガーネットが含まれており、きれいなので人気のある砂の一つです。
鳴り砂を体験することもできました。鳴り砂(鳴き砂)は砂の上を歩くと「キュッ」と音のでる砂です。このイベントでは、鳴り砂を器に入れて木の棒で強く押して音を出します。鳴らすのにはちょっとしたコツが必要です。
また、実物の砂入りカードも作りました。砂は神奈川県由比ヶ浜の砂、沖縄のサンゴ礁の砂、サハラ砂漠の砂の中から一つ選んで作ります。
150名を超える参加者があり、多くの方に楽しんでいただくことができました。
お手伝いいただいた相模原地質研究会と相模原弥栄高校の皆さん、どうもありがとうございました。
(地質担当学芸員)