シリーズ「相模原ふるさといろはかるた」でみる名所紹介⑭ ㋕

家族で行こう 青根の 緑の休暇村

緑区青根の道志川沿いに青根緑の休暇村はあります。
キャンプ場施設である「青根キャンプ場」、温泉施設の「いやしの湯」、宿泊施設の「緑の休暇村センター」などを中心に、コテージやテニスコート、音楽ホールである「やまびこホール」も併設した、自然の中で活動的に過ごすための一大拠点です。

農林省(当時)の自然休養村事業の一環として昭和51年(1976)に休暇村整備事業が着手され、昭和55年(1980)6月に休暇村事業の中心施設の休暇村管理センター(現、緑の休暇村センター)が開所されました。

昭和61年(1986)、合唱曲「遙かなる友に」が道志川沿いのキャンプ場で生まれたことを記念する「遙かなる友に」歌碑が建立され、除幕式には「合唱の里」宣言が採択されました。作詞・作曲者の名前をとり、磯部俶(いそべ とし)記念道志川合唱祭が毎年9月に行われています。

平成6年(1994)には、合唱館「やまびこホール」も開設され、合唱の里の機能が充実します。

さらに、平成17年(2005)5月には、絵札に描かれている温泉施設「いやしの湯」が開館します。

また、「遙かなる友に」歌碑の隣、沢沿いには「沢水枯渇 痛恨の碑」という碑も建てられています。これは、宮ケ瀬ダム建設に伴い道志導水路(トンネル)が開鑿(かいさく)され、沢水が枯渇したことを嘆いて、平成14年(2002)に設置されたものです。

令和元年10月の東日本台風(台風19号)による国道413号の通行止め(令和2年3月解除)などもあり、さらに新型コロナウィルス蔓延のため、いやしの湯及び休暇村センターは、令和2年3月2日から休館を余儀なくされ、6月19日にようやく再開しました。青根キャンプ場も6月1日から通常営業に戻っていますが、どちらもソーシャルディスタンスを守っての営業ということで、入場者を制限する形での営業になっています。
また、令和2年度の道志川合唱祭も中止が決まっています。

そんな残念な状況ですが、自然の中で味わうバーベキューやキャンプ、コテージやテニス、源泉かけ流しの天然温泉に違いはありません。逆に、少なめの人数で、ゆったり味わえるチャンスなのかもしれません。ぜひ、ご確認の上、お出かけください。
  青根キャンプ場(キャンプ施設) 042-787-1380
  緑の休暇村センター(宿泊施設) 042-787-2215
  いやしの湯(温泉施設)     042-787-2288

*このかるたは当館のボランティア「市民学芸員」が2017年に制作したものです。
*このかるたは相模原市立博物館にて貸出し可能です(現在は当面の間、貸出しを休止しております)。
*貸出しの詳細やその他このかるたに関心のある方は、博物館までお問い合わせください(042-750-8030)。
*貸出し使用時には感染症予防のため、事前・事後の手洗い・消毒などを必ず行ってください。

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