12月27日は、相模原市立博物館の本年最終の営業日です。明日、28日は館内メンテナンスのための休館となります。新年は1月4日から通常どおり開館します。詳しくは博物館のホームページをご覧ください。
さて、このところ博物館駐車場で、いわゆる「カラ類混群」を見ることが多くなっています。カラ類混群とは、シジュウカラの仲間を中心に、いくつかの小鳥が混成の群を作って行動する様子です。
![](https://www.sagami-portal.com/city/scmblog/wp-content/uploads/2022/12/210216舞岡公園035.jpg)
シジュウカラ
シジュウカラの他に、定番はヤマガラやメジロ、コゲラ(キツツキの仲間)、エナガです。
![](https://www.sagami-portal.com/city/scmblog/wp-content/uploads/2022/12/210206大和ふれあいの森124.jpg)
メジロ
![](https://www.sagami-portal.com/city/scmblog/wp-content/uploads/2022/12/221220宮ヶ瀬206.jpg)
エナガ
エナガは単独の群をつくることも多いのですが、最近、駐車場付近にいる時はシジュウカラとメジロがたいてい一緒にいます。シラカシやコナラ、エノキなどの木々の枝をせわしなく動き回っています。かなり長い時間滞在することも多く、この時期はエナガのかわいい姿をじっくり見るのに適しています。
そして、エナガの群に時々くっついて行動しているのが、リュウキュウサンショウクイです。
![](https://www.sagami-portal.com/city/scmblog/wp-content/uploads/2022/12/220205留保地24.jpg)
リュウキュウサンショウクイ
もともと名前のとおり、南西諸島に分布する鳥でしたが、どういうわけか、近年になって徐々に布を東日本へ広げてきています。なぜエナガと行動を共にするのかわかっていません。しかし、鳴き声が少し似ていることや、大きさはエナガの方がずっと小さいものの、色合いが少し似ているから、つい近寄ってしまうのではないか・・そんな妄想めいたことを考えています。
年末年始も寒さが厳しい予報となっています。こうした小鳥たちが無事に冬を乗り切れるよう祈るばかりです。