梅雨時の花

6月18日、博物館の前庭ではオカトラノオが咲き出しました。

オカトラノオ

日当たりの良い草地などに生える植物で、博物館ではいつの頃からか、咲くようになりました。そしてこの5年ほど、株数がどんどんと増えて、入口のアプローチの南側(駐車場側)一面に広がりました。在来の野草なので増えるに任せています。これから2週間ほど、見ごろになるでしょう。
そして、駐車場(未舗装側)の一画では、ホタルブクロが咲いています。

ホタルブクロ

おもしろいことに、近縁種のヤマホタルブクロも隣り合って咲いています。

ヤマホタルブクロ

そっくりすぎて見分けがつきにくいのですが、両種の見分け方は過去のブログに書いてあるので、ぜひご確認ください。
アプローチへ戻って、オカトラノオと反対側には、こんな小さな花が咲いています。オランダキジカクシです。

オランダキジカクシ

オランダキジカクシと言われてもぴんとこないかもしれませんが、学名のアスパラガスと言えば馴染のある名です。食用にするのは、この植物の芽生えたばかりの茎です。これも誰が植えたわけでもなく、いつの間にか咲くようになりました。
他にもいろいろ咲いたり実ったりしているので、またお伝えしようと思います。
(生物担当学芸員)

カテゴリー: 生きもの・地形・地質 タグ: , , , パーマリンク