ワークショップ縁日! 博物館の秋祭りから

開館30周年を記念して、11月22日から24日かけて実施している「博物館の秋祭り」、初日の「ワークショップ縁日」の様子をお伝えします。
このイベントは、大会議室全体を使い、各専門分野と市民学芸員がワークショップを縁日風に同時実施する企画です。

大賑わいの“縁日”会場

これまでも各分野でさまざまなワークショップを実施してきましたが、同じ会場で一斉に実施するのは初めての試みです。ポケモン天文台で多くの来館者をお迎えしていることもあり、終日、たくさんの方にご来場いただきました。
すべてのワークショップをお伝えできませんが、こちらは市民学芸員による「ぶんぶんゴで遊ぼう」です。

ぶんぶんゴマで遊ぼう

ぶんぶんゴマのイベントは毎年何度か実施しているため、市民学芸員のみなさんはテキパキと、しかも和やかに参加者を楽しませてくれていました。
こちらは生物分野の相模原植物調査会による「葉っぱ工作にチャレンジ」。4種類ほどの葉っぱ工作に挑戦していただきました。

葉っぱ工作にチャレンジ

苦戦しながら見本のとおりに作る参加者もいれば、オリジナリティのある“作品”に仕上げてしまう方もいました。

シャガの葉でドラゴン!

同じく生物分野のもう一つのブースでは、「実演!昆虫標本づくり」を実施しました。動物担当の学芸員が実際に昆虫標本の作製作業をお見せしました。標本箱に並んでいる昆虫標本にも興味を持たれる方も多く、話が弾みました。

たくさんの昆虫標本に興味津々

考古分野の縄文研究会は、「縄文土器の拓本体験」。本物の土器片を使って拓本を取る作業は、考古ファンだけでなく多くの方が楽しんでいました。

縄文土器の拓本体験

歴史分野は「掛軸取扱体験」。こちらも本物の掛軸を使い、矢筈(やはず)を使って取り付けたり、巻いてもらったりしました。

緊張しつつ、掛軸を扱ってもらいました

他にも、地質分野の「地質資料を顕微鏡で見てみよう ミニ」や考古分野の「この穴、なんだろう?」、民俗分野の「チャレンジ!今と昔の道具マッチング」が行われ、たくさんの方にお楽しみいただきました。
23日にはバックヤードツアーが行われ(後日改めて紹介します)、明日、24日は天文分野による「昼間の星の観望会」(10時30分~、13時30分~、各1時間)が行われます。
(生物担当学芸員)

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