友の会サミット2025に参加しました!

大阪市立自然史博物館において「友の会サミット2025 博物館コミュニティの未来を考える」が11月29日~30日に行われ、当館学芸員が参加・発表しました。このサミットは、認定NPO法人大阪自然史センターが主催し、10年ごとに開催され、今回が3回目となります。

ポスター発表会場

全国の博物館の友の会やそれに類する組織のみなさんや、博物館学芸員など80名近くが参加し、事例紹介や情報交換を行いました。基調講演では、美術館におけるアートコミュニケーションの現場から、コミュニケーターの養成課程や、そうした活動がICOM(国際博物館会議)が2022年にまとめた「博物館の定義」に呼応したものであることなどが紹介されました。

基調講演後のディスカッション

当館は友の会組織はありません。しかし、多数の市民グループが博物館の専門領域のすべてに参画していることを考えると、組織の形態に関わらず同様の活動が行われていると言えます。その全体像についてポスターで発表するとともに、その中の「さがみホネホネ団」の成り立ちなどについて口頭で紹介しました。

当館のポスター発表

分科会では、運営形態や世代交代の課題や事例紹介、ユニークな活動事例やグッズ開発の事例などの情報交換が行われました。全国の博物館関係者が集まる会議は毎年開催されていますが、博物館コミュニティと言える、友の会などのコアユーザーが集う機会は多くありません。参加者のみなさんが口々に、次は10年待てないとおっしゃっていたことが、充実した有意義なイベントだったことを物語っています。
(生物担当学芸員)

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